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「競技規則の適用ミス」で異例の再試合…山形vs岡山は8/31に開催決定!

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 Jリーグは28日、競技規則の適用ミスにより前半11分からの再試合が決まっていたJ2第8節のモンテディオ山形ファジアーノ岡山戦を8月31日(水)の午後7時からNDソフトスタジアム山形で開催することが決まったと発表した。

 当初5月3日に行われた山形対岡山戦では前半9分、山形の前半9分。山形のDF半田陸がバックパスを送ると、ゴールマウスに向かっていったボールをGK後藤雅明が横っ飛びで阻止。バックパスは手で扱うことが許されていないため、清水修平主審は岡山に間接FKを与えた。加えて清水主審は後藤にレッドカードを提示。退場処分も下していた。

 しかし、競技規則には「ゴールキーパーが自分のペナルティエリア内で認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と明記されており、後藤へのレッドカードは誤った競技規則の適用によって出されたものだったことが分かった。その後、山形は0-1で敗れていた。

 Jリーグは日本サッカー協会を通じ、国際サッカー評議会(IFAB)にも確認した上で、対応について議論。5月5日に臨時実行委員会と臨時理事会で協議した結果、「勝敗の決定に影響を及ぼす、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミスがあった」として再試合を決定。同31日、当該試合を①「前半11分から岡山の間接フリーキックで再開試合」、②「出場・エントリーメンバーの制限は設けない」、③「出場・エントリー選手を変更する場合は、交代枠を使用したとみなさない」、④「適用ミス前の記録は有効。適用ミス後は無効」という条件で開催することを発表していた。

 28日、オンライン記者会見に出席した野々村芳和チェアマンは「各クラブのスケジュール、スタジアム、試合間隔の問題があったので、今回はわれわれよりクラブとJリーグで決めるということで時間がかかったが、終盤になっていく中で両チームにとって大事なゲームになる。僕らとしてはいいコンディションで、いいゲームになることを期待している」とコメントした。

(取材・文 竹内達也)
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