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キングカズ所属の鈴鹿、来季J3参入の権利消滅…「八百長未遂」で百年構想クラブ資格が失格

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FW三浦知良

 Jリーグは28日、理事会を開き、FW三浦知良らが所属するJFLの鈴鹿ポイントゲッターズのJリーグ百年構想クラブ資格を失格とすることを決めた。この決定により、来季のJ3リーグ参入の可能性は消滅した。

 鈴鹿では昨年12月、元執行委員らによる金銭トラブルが発覚。Jリーグでは今年2月28日、「適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在していたことなど、クラブのガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた」とし、Jリーグ百年構想クラブ資格を解除条件付き停止としていた。

 今年4月上旬には日本サッカー協会(JFA)の規律委員会により、八百長未遂にあたる行為があったとして、当該試合の没収試合とクラブに500万円の罰金処分、加えて行為を主導した元役員には2年間のサッカー活動停止処分。また代表取締役社長には1か月間、チームオーナーには3か月間のサッカー活動禁止処分が下されていた。

 Jリーグによると、Jリーグ百年構想クラブ資格の解除条件としては、「ガバナンス体制の改善」ならびに「ステークホル ダーからの支援継続」が実効的に機能し実践されていると判断される必要があったが、株式の移転などが行われていないことなどから「ガバナンスの改善に至ると客観的に判断できうるまでの十 分な体制構築が行われていないことから、解除条件を満たすことができない」と判断された。

(取材・文 竹内達也)
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