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柏vs神戸のPK判定にJFA審判委が結論「正しいものだった」…扇谷委員長は主審への誹謗中傷に危機感

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扇谷健司審判委員長

 日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は1日、報道陣への競技規則の周知を目的としたレフェリーブリーフィングを開き、冒頭では扇谷健司審判委員長が審判員への誹謗中傷防止を呼びかけた。

 扇谷委員長が例に挙げたのは6月19日に行われたJ1第17節柏レイソルヴィッセル神戸戦。前半41分、神戸DF菊池流帆と柏MF戸嶋祥郎がペナルティエリア内で接触し、VARの介入によって柏にPKが与えられた場面があったが、この判定に不満を示したサポーターなどから、試合後にSNSなどを通じて佐藤隆治主審への中傷投稿が行われていた。

 扇谷委員長は「判定に関しては正しいものだったと判断している」と結論づけた上で、「SNSなどで誹謗中傷があったことは受け入れることができない。ジャッジが合っていたか、間違っていたかではない。間違っていたジャッジがあったとしても認めることができない」と強調。「審判員を守っていくことも含め、こういったことはあってはいけないと思っているし、書き込みを見ることで、該当する本人もそうだし、審判員を目指す人たちが少なくなったりする危険性もあると認識している」とし、「非常に残念だった」と振り返った。

 柏対神戸戦をめぐっては、神戸の三木谷浩史会長(@hmikitani)も自身のTwitterで激怒。試合中から「あれがファール。。。」「いくらなんでも酷すぎると思う」と不満をあらわにし、試合後には「正式にJ Leagueに抗議文を提出します。VARを見て、どうしてこの判断になるのか、意味が不明だ」と述べていた。

(取材・文 竹内達也)
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