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同点許すもエヴェラウドのPKで決勝弾! 鹿島が柏との上位対決制す!!

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DFキム・ミンテの今季初ゴールで先制したのは鹿島だった

[7.2 J1第19節 柏1-2鹿島 三協F柏]

 2日、J1第19節が各地で開催された。三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル鹿島アントラーズが対戦した。DFキム・ミンテの今季初得点で鹿島が先制するも、FW武藤雄樹が同点に。終盤にFWエヴェラウドの今季初ゴールで鹿島が勝ち越し、2-1で勝利をおさめた。

 ホームの5位・柏(勝ち点30)は、DF高橋祐治とMFドッジが出場停止に。出場停止明けのMF椎橋慧也が先発に復帰し、DF川口尚紀は第5節以来約3か月ぶりにスタメンに名を連ねた。アウェーの2位・鹿島(勝ち点34)は、前節から先発4選手を入れ替え。DF関川郁万、MF樋口雄太、DF常本佳吾がそれぞれ2試合ぶり、FW土居聖真は第5節以来約3か月ぶりにスタメンを飾った。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半23分、柏は自陣からパスをつないで敵陣に進入すると、椎橋のスルーパスにFW細谷真大が抜け出そうとしたところを関川がファールで止めてFKに。MFマテウス・サヴィオが右足で狙ったが、鹿島のカベにはね返された。

 互いにシュートチャンスがない中、柏は35分に右WBの川口がグラウンダーのクロスを入れるが、ファーサイドの小屋松は合わせることができなかった。

 前半のアディショナルタイムは4分に及ぶ中で、鹿島がチャンスをものにする。アディショナルタイム1分、キム・ミンテのロングフィードをFW鈴木優磨が競り勝ち、ゴール前の土居に落とす。土居は左足で狙うも、GK佐々木雅士が好守でCKへと逃れた。すると直後の左CKで、樋口のクロスにキム・ミンテがニアサイドに飛び込んで、ゴールネットを揺らし先制点を奪った。

 1点をリードして迎えたハーフタイムに、鹿島はMF安西幸輝を下げてMFアルトゥール・カイキを投入した。後半最初のチャンスは柏だった。小屋松が中盤からドリブルで持ち上がると、右サイドのマテウス・サヴィオへ。マテウス・サヴィオがシュートを放つも、GKクォン・スンテの好セーブにはばまれてしまった。

 後半14分には鹿島が土居とMF仲間隼斗に代えてMF和泉竜司とMFディエゴ・ピトゥカを。同16分には柏が細谷とMF戸嶋祥郎に代えて武藤とMF中村慶太をピッチに送る。この交代が奏功したのは柏だった。投入から2分後の18分、マテウス・サヴィオが右サイドから左足でクロスを入れると、鹿島DFラインの背後をとった武藤がヘディングで流し入れ、試合をふり出しに戻した。

 互いにカウンターの応酬になる中、DF上島拓巳がペナルティーエリア内で鈴木を倒して鹿島がPKを獲得。途中出場のエヴェラウドがゴール左へとPKを成功させて、37分に鹿島が勝ち越した。

 終盤には武藤のボレーシュートがクロスバーを叩くなど、柏もチャンスをつくったが2点目が遠く、1-2で敗戦。今季2度目の連敗を喫した。一方、2試合ぶりの勝利をつかんだ鹿島が勝ち点を37にのばしている。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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