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出場から2分後に同点弾も上位対決で連敗…柏FW武藤「決めきれなかったのが一番の敗因」

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ホームでは2戦連発中の柏FW武藤雄樹

[7.2 J1第19節 柏1-2鹿島 三協F柏]

 首位・横浜FM、2位・鹿島という上位チームとの2連戦で勝ち点差をつめて優勝戦線に顔を出したかった柏レイソルだが、勝ち点を積み上げることはできず、首位・横浜FMとの勝ち点差は「10」に。この2連戦で順位は2つ落として、6位まで後退した。

 大敗を喫した前節・横浜FM戦(●0-4)から立て直した柏は、鹿島に先制を許したものの、後半16分から途中出場したFW武藤雄樹が、投入から2分後に同点弾。そこから一気に攻勢をかけた。

 これでホームでは2戦連発。「相手の嫌なポジションをとって、彼が入ってからはうちが優勢に攻撃をつくる時間も多くなった」とネルシーニョ監督は武藤を評価する。後半はチームで12本のシュートを打つなど、チャンスは少なくなかったが、2ゴール目をこじ開けることはできなかった。

「決めきれなかったのが一番の敗因。チャンスがあっただけに、もう1点決めなければいけなかった」。途中出場ながら両チーム最多となる5本のシュートを記録した武藤は、得点のシーン以外にもクロスバーを叩いたボレーシュートなど、柏の9番らしい貪欲なゴールへの姿勢を見せていた。

「チームとしては、なかなかチャンスがつくれない試合も事実としてある」と武藤が指摘するように、実際前節の横浜FM戦は、90分を通してチームで4本のシュートに抑え込まれてしまった。

「多くのチャンスをつくれたことを前向きにとらえて、いかに再現性をもってつくりだしていけるかというところと、最後の部分、決めきるというところにフォーカスしていければ」。33歳のストライカーは、前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
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