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「逆転する力が自分たちにはある」、1G1Aで逆転勝利に貢献…東京V佐藤凌我は得点ランク2位タイに

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FW佐藤凌我は今季9点目をマーク

[7.3 J2第24節 東京V 2-1 琉球 味スタ]

 開始2分の失点で後手に回った東京ヴェルディ。だが、FW佐藤凌我とMF新井瑞希がそれぞれ1ゴール1アシストを記録し、2-1と逆転に成功した。佐藤は「失点しても、逆転する力が自分たちにもある」と手応えを語った。

 一瞬の隙を突かれて序盤に失点を喫した。しかし、東京Vは冷静に追いかける。「焦れずに相手を走らせて、それが相手の運動量を落とすのにつながった」(佐藤)。前半43分には右サイドのMF梶川諒太が大きくサイドチェンジして相手を揺さぶると、左サイドの新井がクロスを上げ、佐藤がドンピシャのヘディングシュート。勢いを取り戻す同点ゴールで、試合を振り出しに戻した。

 1-1で後半に入ると、一転して東京Vがペースを握る。そして後半43分、佐藤がPA左にパスを通し、新井が得意のカットインから右足を一閃。失点からの88分間でしっかりと逆転してみせた。

 自身の同点ゴールは「瑞希くんのボールが良かった」と、自身の逆転アシストは「いいパスを出したとかではない。瑞希くんの個人技だった」と謙遜。「もっともっと質を上げられたら、アシストできる部分もあった。そういうところも見つめてやっていきたい」と勝利した試合にも満足せず、課題を見出す。

 それでも今節のゴールで今季9点目となり、得点ランク2位タイとなった。ルーキーイヤーとなった昨季はリーグ戦13得点をマーク。数字は今季も当然意識しており、「もちろん今年も2桁取りたいと思っています」と意気込みも。一方で「そこは意識している部分もありますけど、やっぱりチームのためにというところが一番。そこはブレずにやっていきたい」とチームの勝利を大前提として、結果にこだわるつもりだ。

 試合をひっくり返す攻撃力に自信を見せつつ、守備面では課題を挙げる。前節・ジェフユナイテッド千葉戦(●1-3)に続き、開始早々に失点していた。「先制点を奪われたところはしっかり反省して、ポジティブな部分と反省の部分を見つめる。中2日ですぐ試合があるので、そこに向けてチームでやっていければ」。目指すはJ1昇格。後半戦での躍進を目指し、すばやく気持ちを切り替えていた。

(取材・文 石川祐介)
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