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栃木が虎の子の1点を守り切り、千葉を撃破! 19歳植田啓太が値千金の決勝ゴール

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栃木が千葉を破る

[7.10 J2第26節 千葉 0-1 栃木 フクアリ]

 J2リーグは10日に第26節を行った。ジェフユナイテッド千葉栃木SCの対戦は、栃木が1-0で勝利。前半42分、MF植田啓太が少ないチャンスを決め、虎の子の1点を守り切った。

 千葉は前節・アルビレックス新潟を2-1で勝利。上位相手に接戦となったが、FW櫻川ソロモンの2試合連続ゴールで2試合ぶりの白星を手にし、6位浮上を果たした。一方、18位・栃木は前節・東京ヴェルディ戦で0-1の敗戦。5試合ぶりの黒星から今節での立て直しを狙う。

 千葉は中3日空いた前節から先発メンバーの変更なし。4-4-2の布陣を敷き、GKは新井章太、4バックは左からDF秋山陽介、DF新井一耀、DFチャン・ミンギュ、DF西久保駿介が並ぶ。ボランチはMF熊谷アンドリューとMF田口泰士。左サイドはMF見木友哉、右サイドはMF風間宏矢を置き、2トップはFWブワニカ啓太とFW櫻川ソロモンがコンビを組んだ。

 栃木は先発を5人変更。DFカルロス・グティエレス、MF佐藤祥、MF西谷優希、MF山本廉、FW根本凌が入った。3-4-2-1の布陣で、GKは川田修平、3バックは左からDF鈴木海音、C・グティエレス、DF大谷尚輝。ボランチは佐藤と西谷のコンビ。左WBはMF福森健太、右WBはMF黒崎隼人が入る。2シャドーは植田とMF山本。1トップは根本になった。[両スタメン&布陣]

 千葉は序盤から栃木の攻撃を防ぎつつ、攻勢を強める。前半17分には田口のFKを櫻川がヘディングシュート。ゴール枠内を狙ったボールはGK川田の好セーブに阻まれた。その後もボールを保持しながら攻め立て、要所でファウルを受け、FKでゴールを脅かす。だが、得点には結びつかない。

 すると、栃木が少ないチャンスをモノにする。前半42分、鈴木が最終ラインから好フィードを飛ばすと、黒崎がダイレクトでクロス。バウンドしたボールはチャン・ミンギュの足下を抜け、ゴール前に転がったところを、植田が体を投げ出してヘディングシュート。今季2点目で価値ある先制ゴールを奪ってみせた。

 前半を1-0で折り返した栃木は、後半に入っても鋭いカウンターで決定機を作る。後半8分には、黒崎の落としを拾った根本がPA外から鋭い右足シュート。だが、惜しくもGK新井章にセーブされた。

 追いつきたい千葉は後半12分に2枚替え。櫻川と風間を下げ、FWチアゴ・デ・レオンソとFW高木俊幸を入れた。栃木も同19分に西谷に代えてMF神戸康輔を投入。27分には山本と得点を挙げた植田を下げて、MF大森渚生とFW大島康樹が入った。

 千葉はその後も交代枠をすべて使い切り、途中出場FWサウダーニャの鋭いヘディングシュートなど猛攻を仕掛けるが、そのままタイムアップ。栃木が冷静な試合巧者ぶりを見せ、1-0で白星を掴んだ。

(取材・文 石川祐介)
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