Jリーグは12日、6月度のJ1リーグ月間ベストゴールを発表し、サンフレッチェ広島MF野津田岳人のセレッソ大阪戦(6月18日、第17節)でのゴールが選ばれた。

　野津田はC大阪戦の後半33分、MF満田誠からの斜めのパスを受けると、ワンタッチで持ち出して左足を一閃。強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺していた。

　選考委員からは「ボールを受ける前からシュートを意識したワンタッチコントロール、思い切り振り抜いた左足からのシュートはゴールネットを突き破りそうなすごい勢い。強烈なスピードと絶妙なコースに正確に突き刺し、お客様の度肝を抜いた」(窪田慎二委員)、「今シーズンの充実ぶりが表れたミドル」(宮本恒靖委員)、「あっと息を呑むような豪快ミドル。ロケットのような球速、無回転の球質、GKをあざ笑う球筋が素晴らしかった」(北條聡委員)と絶賛の言葉が続いた。

　野津田は「ゴールシーンを振り返ると、相手の最終ラインがクロスを警戒して下がっていたため、ミドルシュートを打てるスペースがありました。満田誠選手からパスを受けた後は、ボールを足に乗せながら、浮かさないようしっかり抑えることを意識してシュートを打ったことで、良いコースに飛んでくれました」とゴールシーンを振り返り、「自分の得意とするミドルシュートをホームで決められて嬉しかったです。これからもサンフレッチェファミリーの皆さんを喜ばせるシュートを決めていきたいと思っています」と意気込みを語っている。

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