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新国立最多6万4922人を魅了! メッシが2得点関与! 豪華メンバー全員先発のパリSGがJ王者・川崎Fを撃破

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FWリオネル・メッシが2得点に関与

[7.20 親善試合 川崎F 1-2 パリSG 国立]

 パリSGはジャパンツアー初戦でJリーグ王者・川崎フロンターレと対戦。パリSGが2-1で勝利を収めた。FWリオネル・メッシ、FWネイマール、FWキリアン・ムバッペ、DFセルヒオ・ラモス、GKジャンルイジ・ドンナルンマら豪華メンバーが全員先発入り。メッシが先制ゴールと2点目に絡む活躍を見せた。

 27年ぶり2度目のジャパンツアーとなったパリSGは、Jリーグ3クラブと対戦。20日に川崎Fと、23日に浦和レッズと、25日にガンバ大阪と相まみえる。初戦でメガクラブに挑むのはJリーグ連覇王者の川崎F。欧州ビッグクラブとの直近の対戦は2019年のチェルシー戦(○1-0)以来となった。

 パリSGは今月に就任したクリストフ・ガルティエ新監督がチームを率いる。3-4-3の布陣で、GKはドンナルンマ、3バックは左からDFプレスネル・キンペンベ、DFマルキーニョス、S・ラモスが並ぶ。ボランチはMFビティーニャとMFイドリッサ・ゲイェ。左WBはDFヌーノ・メンデス、右WBはDFアクラフ・ハキミを配置。前線3枚はムバッペ、ネイマール、メッシの黄金トリオが入った。

 川崎Fは今月16日のJ1第22節・名古屋グランパス戦が中止となったことで、9日の第21節・G大阪戦(○4-0)から10日空いた中での試合となった。4-3-3の布陣を敷き、GKはチョン・ソンリョン、4バックは左からDF登里享平、DF車屋紳太郎、DFジェジエウ、DF佐々木旭。アンカーにMF橘田健人が入り、インサイドハーフはMF遠野大弥とMFチャナティップを起用する。前線3枚は左からFWマルシーニョ、FWレアンドロ・ダミアン、FW家長昭博が入った。

 パリSGはメッシがトップ下の位置に入り、ネイマールとムバッペが2トップでプレー。ボールキープからの細かいパスで何度もチャンスを作る。一方、川崎Fはブロックを敷きながらカウンターを狙う。守備時には遠野も下がり、橘田と網を張る。パスを出すメッシを阻みながら、少しずつ決定機を創出していく。

 左サイドのマルシーニョは何度もパリSGのゴールを脅かす。前半9分、17分とPA左に進入し、GKドンナルンマに1対1を仕掛けるが、ゴールネットを揺らすことはできない。20分にはPA手前から家長が左足ボレー。だが、ドンナルンマにはじかれた。

 パリSGも徐々に攻勢を強める。前半28分、右サイドからハキミが突破を図り、敵陣内にパス。ムバッペが左足シュートでゴールを狙うが、2度の決定機もGKソンリョンの好反応に阻まれた。

 再三の攻撃も決め切れないパリSGだが、前半32分からの波状攻撃でようやく均衡を破る。メッシの個人技からのシュートはチャナティップのブロックに遭うが、その後に再びメッシが同じ形からシュート。今度は登里に当たると、軌道の変わったボールはゴール右隅へ。フランス王者が待望の先制点を手にした。

 前半を1-0で折り返したパリSGは、ハーフタイムで5枚替え。ムバッペとネイマール、キンペンベ、N・メンデス、ハキミが下がり、MFパブロ・サラビア、FWアルノー・カリムエンド・ムインガ、DFフアン・ベルナト、DFアブドゥ・ディアロ、MFエリック・エビンベを投入する。

 川崎Fもハーフタイムにダミアン、遠野、ジェジエウに代えて、FW知念慶、MF瀬古樹、MF山村和也を投入。知念は投入直後に決定機を作るが、惜しくもゴールとはならなかった。後半10分にはさらにチャナティップ、マルシーニョ、家長、登里を下げ、MFジョアン・シミッチ、FW宮城天、FW小林悠、MF松井蓮之が入った。

 次にスコアを動かしたのは再びパリSG。同13分、ベルナトがメッシとのワンツーからPA左の深い位置に入り、折り返しをムインガがワンタッチ。2-0と点差を広げた。追加点の直後に主力を一挙交代。ドンナルンマ、メッシ、マルキーニョス、ビティーニャ、S・ラモスがベンチに下がる。先発メンバーはゲイェ以外全員が変わった。

 川崎Fは後半39分に一矢報いる。右サイドの瀬古のクロスを山村がヘディングシュート。ゴールに流し込み、1-2と点差を縮めた。しかし、反撃もそこまで。パリSGは新国立競技場最多の観客数6万4922人を魅了。2-1でジャパンツアー初戦を制した。

(取材・文 石川祐介)
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