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パリSGの牙城破ったG大阪MF黒川圭介「キャリアで一番嬉しいゴール」マッチアップ相手からの学びも

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ガンバ大阪MF黒川圭介

[7.25 親善試合 G大阪2-6パリSG パナスタ]

 ガンバ大阪MF黒川圭介のプロ入り3ゴール目は、スター軍団のパリSGから奪った。「今までのキャリアの中で一番嬉しいゴールだし、こういう相手に一つゴールが取れたのは自信になる」。マッチアップしたDFアクラフ・ハキミから受けた衝撃も胸に、今後のサッカー人生に活かしていくつもりだ。

 0-2で迎えた前半34分、右サイドを鋭く攻め上がったMF小野瀬康介からの折り返しがゴール前に送られると、黒川は反対のウイングバックから迷わず飛び込んだ。身体ごと押し込もうとしたFW鈴木武蔵のシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマにセーブされたが、跳ね返りにいち早く反応してダイレクトシュート。今季のJ1リーグ戦で挙げた2得点に続き、これがプロ入り後3ゴール目となった。

 試合後にはスタジアムやテレビを通じて応援していた友人たちから「おめでとうとか、すごいなという連絡が入っていた」という黒川。パナスタ史上最多38251人の観衆が訪れるなど、大きな注目を浴びた一戦でのゴールは自身のサッカーキャリアを語る上でも価値ある勲章となった。

 それでも黒川は「相手との差というか、通用しない部分が明らかになった試合」と冷静な一面ものぞかせた。

 その大きな理由はこの日マッチアップしたハキミの存在だった。「すごく走ってきた場面もあって、食らいつく場面もあったし、パスの出し手もその動きを逃さない。走られたら絶対に出てくる状況だった。一つも気が抜けないというか勉強になった」。前半27分にはFWリオネル・メッシのスルーパスからハキミに抜け出され、決定的なシュートを放たれ、GK東口順昭のスーパーセーブに救われる場面もあった。

 世界最高級のサイドバックとの対峙を経て「本当に足も速かったし、裏に走り出すタイミング、ランニングで走る場所とかも勉強になった。対峙できてよかった」と振り返った黒川は「日々取り組んでいきたい」と目線を前に向けていた。

(取材・文 竹内達也)
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