beacon

罰金2000万円が正式決定…浦和がサポーターにメッセージ「いまの姿は浦和のプライドに相応しい姿でしょうか」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 浦和レッズは26日、一部サポーターの声出し行為とマスク着用違反により、Jリーグからけん責と罰金2000万円の処分が決定。クラブ公式サイトでは、今回の裁定を受け、代表の立花洋一氏がファン・サポーターにメッセージを送っている。

 浦和はJ1第14節・鹿島アントラーズ戦、第19節・ガンバ大阪戦で「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」への違反行為、およびクラブとしてのJリーグ規約違反に対して、Jリーグからけん責と2000万円の罰金処分を受けた。

 立花氏は「今なお続くコロナ禍において、今回の懲罰がクラブの経営に与えるインパクトは非常に大きいものとなりますが、私たちはそうした数字以上に大切なものを、失ってしまうのでないかと危惧しております」とコメント。ファン・サポーターに“責任ある行動”を訴えている。

「私たち浦和レッズは、さいたまサッカー110年の歴史の上に存在しています」

「『サッカー王国』とも称される、その華やかで気高い歴史は、偉大な先人の功績によって紡がれてきたものであり、浦和レッズは30年間、クラブ、チーム、そしてファン・サポーターのみなさまと共に、その価値を守り、高め、次世代に継承していく責任を負ってまいりました」

「『We are REDS!』」

「この言葉は、浦和レッズサポーターが第一声をあげ、クラブを含む、浦和レッズに関わる全ての人が受け入れた言葉。そして、浦和レッズに関わる全ての人を『応援する側』と『応援される側』に分けることなく、良いことも悪いことも全て自分ごととして受け止め、向き合い、そして前に進んでいくことを意味する言葉。そんな成り立ちと意味を持った言葉であると信じています」

「歴史の上に生かされている私たちは、その歴史に胡座をかくのではなく、歴史に学び、そして新たな歴史を紡いでいかなければなりません。そして私たちは、社会の一員として生かされていることも絶対に忘れてはいけません」

「私たちの今の姿は、さいたまサッカー110年の歴史に、『サッカー王国』の名に、そして浦和のプライドに相応しい姿でしょうか。私たち全員が、浦和レッズの一員であることを心から、胸を張って誇れる状態でしょうか」

「チームは、戦績は勿論、最後まで走り、闘い、そして貫くという姿勢を体現することで、『We』としての責任を果たしていきます」

「クラブは、チームを全力で支えることは勿論、ファン・サポーターのみなさまと、そして社会と本気で向き合うという姿勢を体現することで、『We』としての責任を果たしていきます。まずは浦和レッズ自身が、歴史とプライドに相応しいプロサッカークラブに求められる姿を体現してまいります」

「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、さいたまの、そして浦和のサッカーの歴史とプライドを守り、次世代へと繋ぎ、浦和レッズサポーターとしての誇りある行動を体現することで、共に『We』としての責任をこれからも担っていただけないでしょうか」

「浦和レッズは、『レッズワンダーランド』の源である、サポーターのみなさまの熱い声援をスタジアムに取り戻すべく、種々の取り組みを行ってまいりますが、その実現には、サポーター、クラブ相互の理解と協力、そして社会の一員としての責任ある行動が不可欠であると考えております」

「私たちならきっとできます。これからもずっと、共に闘っていきましょう。We are REDS!」

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP