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宮市亮が日産スに来場…サポ激励幕「待ってるぞ」選手も総出で“エール”

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FW宮市亮がサポーターの前に姿を見せた

 優勝争いの大一番となる横浜F・マリノス鹿島アントラーズ戦の試合前ウォーミングアップ、横浜FMの選手たちは背番号17のユニフォームに身を包んで日産スタジアムのピッチに立った。横浜FMの背番号17はFW宮市亮。日本代表戦で右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったチームメートに励ましのメッセージを送った。

 宮市は今月27日、日本代表の一員としてEAFF E-1選手権の韓国戦に後半14分から途中出場。ところが同31分、右サイド深くで相手選手と競り合った際、着地で右膝を痛めてピッチに倒れ込み、途中交代していた。そして29日、横浜FMは宮市が右膝前十字靭帯断裂と診断され、近日中に手術を受けると公表していた。

 名門アーセナルでのプロ入り後、負傷に泣かされ続けてきた宮市にとって、前十字靭帯断裂・損傷による長期離脱は今回が4回目。自身のインスタグラムでは「受傷直後『やってしまった』と同時に『もう現役を終えよう。』と思っていました。自分の職業はプロサッカー選手、プロアスリートです。これまでの怪我歴、稼働率、本当にプロアスリートとして褒められたものではありません。チームを離脱する期間も長く、その都度チームに迷惑も沢山かけてきました。多くの人に失望もさせました。だから辞めようと思いました」と悲痛な心中を明かしていた。

 それでも宮市は「皆さんから沢山連絡を頂き、待ってる、一緒に頑張ろう、と言ってくださいました。ファン、サポーターの方々からも、同様のメッセージがたくさん届きました。そのとき、そのメッセージを重荷に感じたわけではなく、心から嬉しかった。多分自分は、やっぱりサッカーがやりたいんだなと、その時思い知らされました。サッカーが大好きだと。だからまた、這いあがっていこうと思います」と決意を表明。復帰に向け、リハビリに励んでいく姿勢を見せた。

 この日はサポーターからも「トリコロールの宮市亮 再びピッチで輝け 待ってるぞ」という横断幕が掲げられ、手術に向かう宮市にエールが送られた。宮市自身もチームのジャージ姿でピッチに登場。時折足を引きずる仕草を見せていたが、目を潤ませながらサポーターからのメッセージに拍手で感謝を伝えていた。

(取材・文 竹内達也)


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