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東京Vが11戦無敗の長崎を撃破! 染野唯月が加入後初先発&初ゴールで4戦ぶりの勝利もたらす

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東京Vが長崎の猛攻を封印

[8.6 J2第30節 東京V 1-0 長崎 味スタ]

 J2リーグは6日に第30節を行った。東京ヴェルディV・ファーレン長崎の対戦は、東京Vが1-0で勝利。FW染野唯月が加入後初先発で初ゴールとなる決勝点を挙げた。

 直近3試合を1敗2分で負け越している12位・東京V。前節・大分トリニータ戦は2度のリードを守り切れず、2-2のドローに持ち込まれた。先発メンバーは2人変更。DF山越康平と、加入後初先発になる染野がメンバー入りした。4-4-2の布陣を敷き、GKはマテウスで、4バックは左からDF加藤蓮、DFンドカ・ボニフェイス、山越、DF深澤大輝が並ぶ。ボランチ2枚はMF森田晃樹とMF馬場晴也。左サイドはMF梶川諒太、右サイドはFW河村慶人が入る、2トップは染野とFW佐藤凌我となった。

 アウェーに乗り込んだ4位・長崎は、前節のアルビレックス新潟戦で2-2の引き分けも、11試合無敗(6勝5分)は継続。長崎も先発は2人変更。DF二見宏志とMFカイオ・セザールが起用された。4-2-3-1の布陣で、GKは富澤雅也、4バックは左から二見、DF江川湧清、DF櫛引一紀、DF村松航太。ボランチ2枚はMF加藤大とカイオを配置する。2列目は左からMF米田隼也、MF植中朝日、MF澤田崇で、1トップは5試合連続得点で計6ゴールのFWエジガル・ジュニオが入った。[両スタメン&布陣]

 東京Vは2トップを組んだ佐藤と染野が序盤から攻撃を仕掛ける。一方、長崎も好調のエジガルが前半7分にミドルを放つも、ボールはゴール枠外。同10分にはカイオがPA左からゴールを狙うが、東京Vの守備陣にブロックされる。

 東京Vは前半21分、右サイドでFKを得ると、梶川が右足でファーサイドに蹴り込む。待ち構えた馬場が右足ボレーで合わせるがミートせず。大きく頭上に飛んだ。長崎もセットプレーからチャンス。同25分、加藤大の右CKは敵陣内で混戦となり、PA右に転がったところを走り込んだ加藤大が右足シュート。鋭い弾道もゴール右外にわずかに外れた。

 長崎は前半終了間際、左サイドのスローインから決定機を作る。カイオがPA左の深い位置まで入りこみ、浮き球をオーバーヘッドキックでゴール前に折り返す。植中が反応するが、ボールの勢いを殺し切れず、ヘディングシュートはゴール上に逸れていった。

 前半をスコアレスで折り返し、両者ハーフタイムでの交代もなし。後半序盤は固い試合運びが続く。

 我慢の時間が続く中、均衡を破ったのは東京V。後半19分、中央突破から敵陣内で混戦に次ぐ混戦になると、ボールはPA左外に転がる。追いかけた加藤蓮が足下に収め、右足でクロス。ニアサイドに走り込んだ染野が頭で押し込み、待望の先制ゴールを挙げた。

 長崎も後半19分にチャンス。中盤でボールを奪い切り、江川がドリブルで運ぶ。PA左にパスを通すと、最後は植中が深い位置から左足シュート。しかし枠を捉えきれず、ゴール左外に外れた。

 長崎は後半20分に一挙4枚替え。村松、二見、澤田、エジガルを下げ、DF加藤聖、FWクリスティアーノ、FW山崎亮平、新加入で初出場のMFクレイソンが入った。同32分には植中に代えてFW都倉賢が投入された。

 東京Vは後半24分に深澤と梶川を下げ、MF杉本竜士とMF稲見哲行が入る。同34分にはゴールを挙げた染野に代え、MFバスケス・バイロンが出場した。

 攻勢を強める長崎に対し、東京Vは守備の集中を切らさない。終了間際には加藤蓮に代えてMF加藤弘堅で試合を締め切る。そのまま1-0で試合は終了し、4試合ぶりの勝利となった。長崎は7試合ぶりに無得点となり、11試合無敗の記録が途切れた。

(取材・文 石川祐介)
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