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清水がFC東京を撃破、降格圏脱出に弾み! カルリーニョス先制弾、またまた山原アシストからサンタナ弾

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FWカルリーニョス・ジュニオが先制点

[8.7 J1第24節 FC東京0-2清水 味スタ]

 J1リーグは7日に第24節を行った。FC東京清水エスパルスの対戦は、清水が2-0で勝利。敵地で3試合ぶりの白星を手にし、降格圏脱出に弾みをつけた。

 7位・FC東京は前節に上位のサンフレッチェ広島と対戦し、先制を許すが、2-1で逆転勝利。今季3度目の連勝を果たした。メンバー変更は2人。GKヤクブ・スウォビィクとFWアダイウトンが復帰した。4-3-3の布陣を敷き、GKはスウォビィク、4バックは左からDFバングーナガンデ佳史扶、DF森重真人、DF木本恭生、DF長友佑都が並ぶ。アンカーはMF東慶悟、左インサイドハーフはMF松木玖生、右インサイドハーフはMF安部柊斗。前線3枚は左からFW三田啓貴、FWディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトンとなった。

 一方、降格圏内に沈む17位・清水は前節のサガン鳥栖戦で打ち合いの末に3-3のドロー。ビハインドの状況から勝ち点1を手にした。中6日が開き、先発は6人が変わった。4-4-2の布陣で、GKは権田修一、4バックは左からDF山原怜音、DF鈴木義宜、DF立田悠悟、DF原輝綺が入る。ボランチ2枚はMF松岡大起とMF白崎凌兵。左サイドは加入後初先発のMF乾貴士、右サイドは前節に続いてMFヤゴ・ピカチュウとなり、2トップはFWカルリーニョス・ジュニオとFWチアゴ・サンタナが入った。[両スタメン&布陣]

 清水は両サイドの乾とピカチュウが起点となり、効果的な攻撃を仕掛ける。前半20分には山原からの縦パスをT・サンタナが収め、さらに右横にパス。最後はピカチュウが右足ミドルを放つが、惜しくもゴール左外に外れた。同28分には松岡が中盤から右足ミドル。これもわずかにゴール右外に逸れていった。

 FC東京は前半38分にセットプレーから決定機。三田が左CKを蹴り、PA中央の森重が頭で合わせると、相手選手に当たる。こぼれ球をアダイウトンが左足ボレーでゴールに流し込んだ。だが、シュートコース上の東がオフサイドの位置にいたため、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックによりノーゴールとなった。

 前半をスコアレスで折り返し、両者ハーフタイムでの交代はなし。得点がほしい清水は後半13分、FW北川航也らがビブスを脱ぎ、投入の準備を始めた。すると、その直後に均衡が崩れる。

 清水は後方のパスから右サイドのピカチュウが前に流し、原が反応。マークをはがしながら突破し、右サイドの深い位置からクロスを上げる。PA中央のカルリーニョスが頭で叩き込んだ。先制した北川らはビブスを着直し、交代はいったん保留となった。

 先に交代カードを切ったのはFC東京。後半15分、東と三田が下がり、MF塚川孝輝とFWレアンドロが入る。一方、清水も同18分に2枚替え。白崎とカルリーニョスに代えて、改めてMFホナウドとFW北川航也が投入された。

 FC東京は後半19分、鋭いカウンターから左サイドのアダイウトンがグラウンダーのパス。D・オリヴェイラは反応しきれず、鈴木のブロックに遭う。清水は同20分、敵陣付近でボールを刈り取る。ボールを収めた北川のパスをT・サンタナが受け、PA中央から左足シュート。しかし、枠を捉えられない。

 清水は後半29分、攻撃を牽引した乾とピカチュウを下げる。FW後藤優介とMFベンジャミン・コロリが入った。FC東京もその3分後、安部とアダイウトンに代えて、FW紺野和也とFWルイス・フェリッピが出場した。

 後半40分、再びスコアが動く。山原が左サイドから山なりのクロスを上げると、ゴール前のT・サンタナがヘディングシュート。エースの今季9点目で2-0と点差が開いた。山原は前節の2アシストに続き、再び得点を演出してみせた。

 清水が逃げ切り、そのまま2-0で試合終了。3試合ぶりの勝利で暫定15位と降格圏を抜け出した。FC東京は今季2度目の3連勝とはならなかった。

(取材・文 石川祐介)
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