レノファ山口FCは11日、松本山雅FCからDF前貴之(28)が完全移籍で加入することを発表した。山口には2019年以来の復帰。背番号は「15」となる。

　前は地元クラブの北海道コンサドーレ札幌で2011年にトップチームデビュー。その後、カターレ富山、山口、横浜F・マリノスでのプレーを経て、2020年夏に松本へ期限付き移籍した。翌2021年には完全移籍。今季はチームキャプテンに就任し、ここまでJ3リーグ戦16試合に出場していた。

　古巣復帰にあたり、クラブ公式サイトを通じて「このたび、レノファ山口FCに加入することになりました。自分の持っているもの全て出し、チームの力になれるように頑張ります。よろしくお願いします」とコメントしている。

　また、松本のクラブ公式サイト上では「このたび、チームを離れることになりました。突然の報告、チームがここからというタイミング、そしてチームキャプテンという立場でありながらこのような決断になったこと、大変申し訳ありません」と謝罪。「数日間、悩みに悩んだ結果、サッカー選手としてチャレンジしまだまだ成長していきたいという思いが強くなり、このような決断に至りました」と説明している。

　続けて「松本で過ごした2年間、結果が出ず苦しいことが多かったかも知れませんが、日々応援してくださるファン・サポーターの皆さんの存在が心強く、これまでやってくることができました。本当に感謝しています」と語り、「アルウィンの雰囲気、景色を決して忘れません。今まで本当にありがとうございました」と感謝の言葉を重ねた。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF前貴之
(まえ・たかゆき)
■生年月日
1993年9月16日(28歳)
■出身地
北海道
■身長/体重
172cm/69kg
■経歴
札幌U-12-札幌U-15-札幌U-18-札幌-富山-札幌-山口-横浜FM-松本
■出場歴
J1リーグ:15試合
J2リーグ:192試合12得点
J3リーグ:17試合
カップ戦:6試合
天皇杯:6試合

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