大分トリニータは18日、元日本代表FW金崎夢生(33)が名古屋グランパスと双方合意で契約解除し、大分に完全移籍で加入することを発表した。背番号は「40」に決定。すでに本人はチームに合流している。

　金崎は滝川二高から2007年に大分へ入団。ルーキーイヤーから出場機会をつかみ、プロ2年目の2008年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝に貢献した。

　2010年には名古屋へ完全移籍し、同年にJ1リーグ制覇を経験。2012年限りで名古屋を退団した後、2013年1月にニュルンベルク(ドイツ)と契約を結んだが、同年9月にポルティモネンセ(ポルトガル)へと渡った。

　その後、2015年に鹿島アントラーズへ期限付き移籍し、シーズン終了後にポルティモネンセへ。しかし、翌2016年2月に一転して鹿島へ完全移籍となった。鹿島では2015年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)、2016年にJ1リーグと天皇杯の優勝などに貢献している。

　そして2018年7月に完全移籍でサガン鳥栖に加入し、2020年の期限付き移籍を経て2021年に名古屋へ完全移籍した。チームは昨季にルヴァン杯を制覇。金崎は決勝と準決勝第2戦を除く3試合に出場した。

　今季はここまでJ1リーグ戦7試合、天皇杯1試合に出場し、ルヴァン杯では5試合で1ゴールを記録。6月1日の天皇杯2回戦を最後に公式戦の出場がなかった。

　約13年ぶりの大分復帰にあたり、クラブ公式サイトで「まずは大分トリニータでまたプレーできる機会を作ってくださった関係者の皆さんに感謝します。本当にありがとうございます。そして、ファンの皆さん、お久しぶりです。また大分トリニータでプレーできることに心からの喜びを感じています! シーズン中の移籍ですが、チームの勝利に少しでも貢献できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とコメントしている。

　また、名古屋のクラブ公式サイト上では「名古屋グランパスに戻ってきてからの2年半の間、ファミリーのみなさんとたくさんのことを共有できました。一緒に戦ってくださり本当に感謝しています。チームを離れることになりましたが、こんな僕をこれからも応援していただけたら嬉しいです。お世話になりました。ありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●FW金崎夢生
(かなざき・むう)
■生年月日
1989年2月16日(33歳)
■出身地
三重県
■身長/体重
182cm/77kg
■経歴
滝川二高-大分-名古屋-ニュルンベルク(ドイツ)-ポルティモネンセ(ポルトガル)-鹿島-ポルティモネンセ(ポルトガル)-鹿島-鳥栖-名古屋-鳥栖-名古屋
■出場歴
J1リーグ:337試合71得点
カップ戦:43試合9得点
天皇杯:21試合7得点
ACL:28試合12得点
クラブW杯:4試合2得点
■日本代表
11試合2得点

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