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9ゴールが生まれた乱打戦!大量6ゴールを奪ったFC東京が柏に快勝!!

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FC東京のバングーナガンデ佳史扶がプロ初ゴール

[8.27 J1第27節 柏3-6FC東京 三協F柏]

 27日、J1第27節が各地で開催され、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソルFC東京が対戦した。試合はFC東京がMF松木玖生、DFバングーナガンデ佳史扶の得点で前半に2点を奪取。後半は両チーム合わせて7ゴールが生まれた乱打戦となったが、FC東京がリードを譲らず勝利をつかんだ。

 ホームの5位・柏(勝ち点43)は、1週間前の前節・清水戦(△1-1)の先発から1選手を入れ替え、DF田中隼人が3試合ぶりにスタメンに復帰。FWドウグラスが5か月半ぶりにメンバーに入った。アウェーの9位・FC東京(勝ち点24)は、台風による試合延期もあって20日ぶりのリーグ戦に。今夏に川崎Fから完全移籍で加入したMF塚川孝輝が初先発を飾った。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから、FC東京がボール支配を高めつつ、次々と攻勢をかけていく。右ウイングのFW紺野和也が柏守備陣をドリブルやパスで翻弄しゴールに迫っていくが、決定機までには至らない。

 飲水タイム直前には、柏もようやくチャンスをつくり、MFマテウス・サヴィオとDF大南拓磨が右サイドを崩して中央に入れたが、MF椎橋慧也のシュートは枠から大きく外れてしまった。ところが柏をアクスデントが襲う。競り合いの中でDF高橋祐治が頭部を痛めてしまい、脳震盪の疑いがあるため前半32分にDF上島拓巳との交代を余儀なくされる。

 FC東京の攻勢が実ったのは40分、紺野のパスにFWディエゴ・オリヴェイラが右サイドのスペースに飛び出すと、グラウンダーのクロスを逆サイドの松木が押し込んで先制に成功する。

 前半終了間際の45分、最終ラインでボールをまわしていたFC東京は、FGKヤクブ・スウォビィク、DF長友佑都、塚川とつなぐと、塚川が紺野にスルーパスを送る。紺野はドリブルで持ち上がると、ゴール前のFW渡邊凌磨へ。渡邊は左サイドのスペースに出すと、走り込んだ佳史扶が左足を一閃。ゴール左隅にシュートが刺さり、FC東京がリードを広げた。

 2点を追いかける柏ネルシーニョ監督は、ハーフタイムに3枚替えを断行。2トップのFW細谷真大とFW小屋松知哉に代えてドウグラスとFW武藤雄樹、左ウイングバックのMF戸嶋祥郎に代えてDF川口尚紀をピッチに送り込んだ。

 柏はボールがつながりはじめると、7分にはサヴィオのパスを受けたDF大南拓磨がシュートまで持ち込む。そして9分、ドウグラスが右サイドの大南へ展開すると、大南のクロスのこぼれ球をMFドッジが蹴り込んで1点を返す。

 失点直後にFC東京アルベル監督は最初の交代を行い、紺野と塚川を下げてMFアダイウトンとMF安部柊斗を投入した。するとその2分後には、長友のクロスからアダイウトンがヘディングシュート。これはクロスバーに弾かれるも、安部が押し込んで再びリードを2点とした。

 後半17分、柏は武藤が左サイドに開いてボールを受けてクロスを上げると、ファーサイドのドウグラスが頭で合わせた。

 再び1点差とされたFC東京は、自陣からカウンターに出ると、アダイウトンがドリブルで柏守備陣を切り裂き、ペナルティエリアに進入。ゴール右隅に流し込み、後半23分にスコアを動かし4-2となった。

 点の奪い合いは続く。29分、ドウグラスが左サイドに流れると、ドウグラスのクロスを右ウイングバックの大南がダイレクトで右足で合わせて3-4。柏が三度1点差につめよる。

 36分、ハーフライン付近で上島がアダイウトンの突破を体でブロックしてファウルに。この日2回目の警告となって、上島にレッドカードが提示された。1人少なくなった柏は、4-4-1にシフトする。

 カウンターが冴えるFC東京は、39分に途中出場のFWルイス・フェリッピが、44分にはアダイウトンがこの日2ゴール目を決めて、スコアは6-3に。

 最後まで攻撃の手を緩めなかったFC東京が、2試合ぶりの勝利で勝ち点を38に延ばした。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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