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“バレーのWハット”以来の日立台6失点…柏指揮官「なにより大事なのは…」

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柏を率いて通算10シーズン目となるネルシーニョ監督

[8.27 J1第27節] 柏3-6FC東京 三協F柏]

 4連勝後の2戦未勝利(1分1敗)で順位を落としている柏レイソルだったが、必勝を期したホームでのFC東京戦は、衝撃的な結末となってしまった。

 立ち上がりから多くの時間でFC東京にボールを握られるも、ゴールを許すさず時計の針は推移していく。そんな中、前半32分にDF高橋祐治が脳震盪の疑いによる交代を余儀なくされる。その後、40分、45分と立て続けに失点を許し、ハーフタイムへ。
 
 劣勢の前半から一転、ハーフタイムに3選手を交代させると、「攻守において安定」(ネルシーニョ監督)し、一気に攻勢に。後半開始から9分でMFドッジが1点を返したものの、3分後には再びリードを2点に広げられてしまう。FWドウグラス、DF大南拓磨がゴールを重ねるものの、ゴールを奪ってもすぐさまFC東京に返されてしまい、同点まではつめられず。DF上島拓巳が退場となり1人少なくなった後にはさらに2失点を喫し、最終的には3-6での大敗となった。

 柏の6失点は、2018シーズンの敵地での鹿島戦(●2-6)以来4年ぶり。ホームゲームとしては、2013シーズンの国立での浦和戦(●2-6)以来9年ぶり。日立台(三協フロンテア柏スタジアム)に限れば、2005シーズンのJ1・J2入れ替え戦、甲府のFWバレーにダブルハットトリックを許して初のJ2降格が決まった一戦以来17年ぶりのことだった。

「なにより大事なのは…」と百戦錬磨の指揮官は、次戦以降へ向けてやるべきことを挙げる。

「決してDFのみの問題ではない。チームのミスとしてとらえて、1人1人が真摯に向き合ったうえで同じ過ちを繰り返さないように、我々が修正していくように仕向ける。そこが来週の課題であり、やっていかないといけない準備だと考えています」

 柏の次戦は9月3日、敵地で磐田戦に臨む。

(取材・文 奥山典幸)
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