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青木亮太が後半AT4分に劇的逆転弾! 札幌がC大阪を2-1で下し、連敗ストップ

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[9.2 J1第28節 札幌 2-1 C大阪 札幌ド]

J1リーグは2日、札幌ドームで第28節を開催した。14位北海道コンサドーレ札幌はホームで6位セレッソ大阪と対戦。2-1で勝利し、3試合ぶりの白星を飾った。

 2連敗中の札幌と前節、連勝が「3」で止まったC大阪の一戦。試合立ち上がりはC大阪がやや攻勢を強め札幌ゴールを襲う。前半6分には、敵陣ハーフライン付近でボールを奪ったFW上門知樹がFWアダム・タガートにスルーパス。最終ラインの背後に抜け出して放ったシュートは、クロスバーを叩き先制のゴールとはならない。

 前半13分には左サイドDF山中亮輔からのクロスにMFジェアン・パトリッキが身体を投げ出すも、ボールは僅かに札幌GK菅野孝憲との間を通過。同25分には左サイドのコーナーキックからゴール前が混戦状態となると、最後はMF為田大貴が右足を振る。しかし、シュートは枠を捉えることができなかった。

 対する札幌は、前半28分にDF岡村大八がミドルシュート。だが、左足アウトにかかったシュートはゴールを遠ざかるように外れていった。札幌は前半終盤にFW興梠慎三をターゲットにC大阪ゴール前に辿り着くも、シュートは打てない。試合はスコアレスで後半を迎えた。

 連敗を止めるべく、まずは先取点が欲しい札幌。ハーフタイムにペトロヴィッチ監督が動くと、後半開始とともに興梠、DF福森晃斗に代えてMF青木亮太、FWキム・ゴンヒが投入された。

 後半は前半とは打って変わって札幌の攻撃回数が増える。交代で入ったキムが起点となりゴールに迫るも、決定打に欠けて1点が遠い。試合の流れを掴み返したいC大阪は、後半13分に2枚替え。タガ―ト、パトリッキを下げてFW山田寛人、MF中原輝をピッチに送り込んだ。

 すると、C大阪は後半22分に決定機を迎える。左サイドでボールを受けた山中がそのまま駆け上がり、ボックス内に侵入すると、味方の上がりを見てタイミングよくクロス。しかし、ファーサイドでフリーとなっていた上門のボレーシュートは振り抜いた左足にミートせず、ゴールを割ることはできなかった。

 それでも、先にスコアを動かしたのはC大阪。後半33分、ピッチ中央で相手のパスをカットしたMF奥埜博亮が縦パスを入れると、受けたMF清武弘嗣が内側に仕掛ける。相手の守備に引っ掛かったボールがMF中原輝の元にこぼれると、左足で巻いたシュートがゴールへ吸い込まれていった。

 良い時間帯で先制に成功したC大阪。ただ、札幌がホームの意地を見せる。後半40分、自陣深い位置でボールを奪うと、そこからカウンター開始。3本の縦パスで敵陣に侵入すると、シャビエルが持ち上がり左サイドからクロスをあげる。そのボールをキムが頭で流し込み、試合を振り出しに戻した。

 試合終盤は両チームがゴールへの気持ちを見せる。すると、その想いが勝ったのは札幌だった。後半アディショナルタイム4分、ボックス手前でボールを受けたMF青木亮太が右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅へ。土壇場の逆転ゴールで札幌がC大阪を2-1で下した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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