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「起こった理由や背景が…」失点時に負傷の福岡GK永石拓海が“フェアプレー問題”に言及

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アビスパ福岡GK 永石拓海は今季J1リーグ8試合に出場

 アビスパ福岡GK永石拓海が5日、自身のツイッター(@Takumi_Nagaishi)を更新し、サポーターにメッセージを送った。

 永石は3日に行われたJ1第28節の名古屋グランパス戦に先発出場したが、前半開始直後にペナルティエリア外でハイボールを処理しようとした際に、味方のDF宮大樹と接触し、脳振盪の疑いにより交代。心配の声がSNS上で数多く上がっていた。このことに永石は「幸い、体調に大きな問題は無く普段通り、過ごすことが出来ています」と報告し、「対応してくださった名古屋の選手をはじめ、チームメート、スタッフに感謝したいと思います。ありがとうございました」と感謝の言葉を記した。

 また負傷したシーンでは、永石と宮がピッチに倒れ込んでいる状態のままプレーが続行され、名古屋のDF森下龍矢が得点。さらに前半21分には、福岡の負傷者対応で相手がボールを出したにもかかわらず、福岡MFルキアンがプレーを続け、FWジョルディ・クルークスのゴールが決まったことから、守備を行わず名古屋にゴールを与えるという異例の事態にも発展していた。

 試合後には“フェアプレー問題”に関する論争も巻き起こり、永石も「試合中には勝利に対する強い思いからいつも以上に熱くなったり、無我夢中で周りが見えなくなることが起こり易くなります」と言及。「ルキやジョルディのプレーにもそれが起こった理由や背景があって第三者から見たら納得いかなかったり色んな気持ちになる事があります」とフォローし、福岡から対戦相手の名古屋に移籍したばかりのMF重廣卓也の名前を挙げつつ「卓也からは試合後すぐに連絡がありました」と明かした。

 さらに永石は「彼らは素晴らしい人間の持ち主です」とし、「その個人に対する表面的な理解や印象で心無い言葉や目を背けたくなるようなメッセージが届いていることはとても辛いです。ポジティブな時は跳ね除けることが出来る言葉も、ネガティブな時はいつも以上に刺さったり、響いたりします」と自身の思いを伝えた。

 一方で、サポーターからの前向きなメッセージも届いていることを明らかにした上で、チームは「アビスパ福岡に残されたリーグ戦はあと6試合ですが、誰1人として下を向く事なく前向きに取り組んでいる」ことを伝え、「最後まで自分達を信じて戦い抜くのでサポーターの方々もこれまで同様に力を貸して下さい」とリーグ終盤戦に向けたメッセージを記し、サポーターとともに戦うことを誓った。



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