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金沢が0-3ビハインドから意地の同点劇!! 長崎は終盤3失点でPO圏浮上逃す

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[9.6 J2第32節 金沢3-3長崎 石川西部]

 J2リーグは6日、第32節を各地で行い、ツエーゲン金沢V・ファーレン長崎が3-3で引き分けた。勝てばプレーオフ圏浮上の長崎が一時は3-0でリードしていたが、終盤に猛攻を見せた金沢に3ゴールを奪われ、プレーオフ圏内と勝ち点1差の7位にとどまった。

 当初は8月20日に行われる予定だったが、長崎で新型コロナウイルスの感染者が相次いだため、延期されていた一戦。この日は台風11号が日本海を通過していた影響により、大雨の中で行われた。

 先手を取ったのは長崎だった。前半26分、DF加藤聖の左CKがゴール前に送られると、ゴール前でFW都倉賢が反応。ヘディングで合わせることはできなかったが、これで流れたボールをDF白井陽貴が押し込んだ。21歳の白井は法政大在学中の特別指定選手。来季の正式加入に先駆け、前節の千葉戦(○1-0)で先発フル出場し、Jリーグデビューを飾っていたが、2試合目にしてJリーグ初ゴールを記録した。

 前半はそのままスコアが動かず、長崎の1点リードで後半へ。すると同11分に長崎がゴールを重ねた。右サイドを突破した高橋のクロスはファーサイドに流れたが、これを拾ったFWクレイソンの折り返しからMF澤田崇がフィニッシュ。右足での強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺した。長崎はさらに同13分、クレイソンが都倉とのワンツーからミドルシュートを決めて追加点。3-0とし、勝利を大きく手繰り寄せた。

 それでも後半16分、金沢の柳下正明監督は4枚替えを敢行。FW豊田陽平、MF嶋田慎太郎、MF丹羽詩温、DF毛利駿也を入れて徐々に主導権を握り返すと、終盤の猛攻で一気に形勢を逆転した。

 まずは後半34分、MF松本大弥のスルーパスを受けた丹羽が豊田とのワンツーからゴール前に進入すると、丹羽のシュートはGK富澤雅也に当たって高く上がるも、そのままゴールマウスに吸い込まれた。さらに直後の同35分、相手キックオフのボールをすぐさま奪うと、松本、DF長峰祐斗、嶋田が絡んで左サイドを打開。最後は松本が倒れ込みながら右足を振り抜くと、左ポストに当たったボールが富澤に跳ね返り、ゴールに入った。

 なおも勢いを失わない金沢は長崎のカウンターの脅威にさらされながらも攻勢を継続。そして後半43分、ロングボールやハイクロスを有効に使って右CKを獲得すると、MF藤村慶太の右CKをDF松本大輔が頭で折り返し、最後は豊田がヘディングシュート。37歳ベテランの2試合連続ゴールで同点に追いついた。試合はそのままタイムアップ。金沢が残留争いの中で価値ある勝ち点1を獲得した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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