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「コンディションは凄くいい」日本代表欧州遠征で“下克上”誓う相馬勇紀、ルーキー満田とは見ごたえ十分マッチアップ

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[9.17 J1第30節 名古屋0-0広島 豊田ス]

 見ごたえのあるマッチアップだった。名古屋グランパスは左WBで、欧州遠征を行う日本代表に選出されたMF相馬勇紀が先発。対するサンフレッチェ広島は右MFにルーキーMF満田誠を配置。スピードとスタミナを併せ持つ似たタイプの選手同士による対決は、試合終了まで続いた。

 満田は「代表に入っているレベルの高い選手なので、そういった選手に勝つことが、もう一個上のステージに行くために必要なこと」と意識を十分にして試合に入っていたという。自己評価は「勝ってはいない。負けていたと思います」と辛口だったが、ミヒャエル・スキッベ監督も「マコは素晴らしかった」と名前を挙げて称えたほどだった。

 相馬は相馬で、14日の川崎F戦から中2日の強行日程だったが、攻撃の起点となりチャンスを量産。怪我のFWマテウス・カストロを欠く戦いを強いられている中で、名古屋の攻撃をけん引している。もっとも、相馬自身も「体のコンディションは凄くいい」と手ごたえを十分にしている様子だ。

 相馬は7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2022で大会MVPを獲得。Jリーガーで構成された代表メンバーの中でしっかりと結果を残し、カタールW杯メンバーの最終的な見極めとなる欧州遠征メンバー入りを勝ち取った。

 これまで代表6キャップを数える相馬だが、すべてE-1選手権でのもの。欧州組との競演は初になる。「現時点で一番下だと思っている。上を抜けなければその先はない」と立ち位置を明確にすると、「自分で道を切り開くだけかなと思います」と気合十分に話して帰路に就いた。

(取材・文 児玉幸洋)
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