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柏で成長続ける20歳の守護神・佐々木雅士「いい準備をしていい結果を」

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柏U-18出身で足元の技術にも定評があるGK佐々木雅士

[9.17 J1第30節 柏1-1川崎F 三協F柏]

 第21節から第24節にかけての4連勝で一時は2位まで順位を上げた柏レイソルだが、その後の5試合では勝ちなし(2分3敗)と失速していた。その5試合では6失点と4失点を含む合計16失点を献上と、堅守が崩れていた。リーグ2位の得点力を誇る川崎フロンターレをホームに迎えた第30節は、FW小林悠に先制点を許したものの、1-1で引き分けた。

 今シーズンは最終ラインを3バックをベースにして、試合途中で4バックにシフトすることもあった柏だが、30試合目にしてはじめて4バックでスタートした。そこには、「CBに入るピースがいない」ことと、「状況を変える一手」というネルシーニョ監督の思惑があった。

 川崎Fに決定的な場面をつくられた中で、GK佐々木雅士の好守も光った。前半27分には、パスワークで中央から崩され、MF橘田健人にフリーでシュートを放たれるも、佐々木がビッグセーブを見せる。そこには、過去の失点からの学びがあったと佐々木は言う。

「磐田戦(△2-2)と浦和戦(●1-4)で、1対1を決められたシーンがあって。自分が寄せるのか、止まって構えるのか、という練習をしてきて、あのシーンでは冷静に対応できた」

 20歳で柏の守護神を託され、成長著しい佐々木は、U-21日本代表の活動に再招集された。リーグ中断期間中にヨーロッパへと遠征し、来週22日にU-21スイス代表、26日にU-21イタリア代表と対戦する。U-21日本代表では同世代のライバル、小久保玲央ブライアンと鈴木彩艶との戦いに身を置くことになる。

「いまの自分のパフォーマンスはまだまだ厳しいところは多いけど、いい準備をして、いい結果が出せればと思います」と佐々木は力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)
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