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指揮官の期待に応えて3か月ぶり得点も…川崎F小林悠「どうしても勝ちたかった試合」

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チーム最多のシュート数で気を吐いたFW小林悠

[9.17 J1第30節 柏1-1川崎F 三協F柏]

「内容よりも結果だと思っていたので、ゴールを決めなければ意味がないと思っていた」

 5試合ぶりの先発起用に、川崎フロンターレの11番が応えた。

 前半38分、FW家長昭博が左サイドから中央に切れ込み、FW宮城天とのワンツーでバイタルエリアに進入すると、柏DFのクリアボールがペナルティーエリア内のFW小林悠にわたる。「ニアに蹴れたのがよかったと思う」と振り返った右足のシュートは、GK佐々木雅士の指先が当たりながらもゴールネットを揺らした。

 これで今季3ゴール目。6月18日の札幌戦(○5-2)で挙げた2得点以来、3か月ぶりの得点だった。

「こういうときに気持ちのこもったプレーをしてくれる。得点に飢えている貪欲な選手」と鬼木達監督も信頼を寄せる。

 1-0のリードで迎えた後半だったが、立ち上がりから柏レイソルの逆襲にさらされる。すると、後半18分にはFWドウグラスに同点ゴールを許してしまい、引き分けで90分を終えた。首位・横浜FMを勝ち点5差で追いかける2位・川崎Fにとって、「どうしても勝ちたかった試合」(小林)だった。横浜FMの試合は翌18日に行われるため、勝ち点差は「4」に縮まったが、選手の表情は険しかった。

「諦めずに、とにかく戦い続けよう」と鬼木監督は選手たちに伝えたという。

 小林は「鬼さんは、『信じていれば何か起こる』と言ってくれたので、信じて、自分たちはいい準備して試合に臨むだけ」と前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
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