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「チャンスを待っていた」今季初先発に燃えた柏DF北爪健吾

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柏でのプレーは3シーズン目となるDF北爪健吾

[9.17 J1第30節 柏1-1川崎F 三協F柏]

 今季初先発で90分を戦い終えた柏レイソルのDF北爪健吾は、「いろいろな思いがありますけど」と心境を明かした。

 川崎F戦前の29試合では4試合の途中出場、合計出場時間は89分にとどまっていた。北爪の主戦場である右WB、右SBには、新境地を開拓したDF大南拓磨がレギュラーをつかみ、大南不在時はDF川口尚紀が務めていた。

 今季は3バックをベースに戦う柏だが、川崎フロンターレ戦では、今季初めて4バックでスタートした。「守るだけじゃ勝てないし、ゲームを動かすというところで、僕がポイントになりたいと思っていた」という意気込みのとおり、北爪は持ち前の縦への推進力を活かして積極的に高い位置をとった。とりわけ1点ビハインドで迎えた後半は、立ち上がりからペースをつかむと、18分にFWドウグラスが同点ゴールを挙げた。

 5試合勝ちなし(2分3敗)と不調にあえぐ中で迎えた2位・川崎Fとの一戦。1-1という引き分けに終わったが、「五角以上の戦いができた」とネルシーニョ監督は試合を振り返る。

「チャンスを待っていた」と明かす北爪は、「個人としても、勝てないことに満足はしていないですけど、最低限のところはできたと思います」と手応えを口にした。

 次節は出場停止明けの大南が復帰する。指揮官が再び4バックを採用するのか、そのとき右SBには誰が起用されるのか。リーグ中断明けのG大阪戦に注目だ。

(取材・文 奥山典幸)
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