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大本が1G1Aの活躍!!“全勝が最低条件”の琉球、9試合ぶり勝利でJ2残留の望みつなぐ

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FC琉球が残留に望みつなぐ

[10.9 J2第40節 金沢 1-2 琉球 石川西部]

 J2第40節が9日に行われ、最下位FC琉球はアウェイで14位ツエーゲン金沢に2-1で勝利した。FW野田隆之介とMF大本祐槻の得点で逆転勝利の琉球は、残り試合全勝のみがJ3降格圏・21位以下を免れる最低条件。苦しい状況に変わりないものの、ファンに希望を与える1勝となった。

 琉球は引き分け以下でJ2・21位以下が決定するまさに“崖っぷち”。勝利必須の今節、ナチョ・フェルナンデス監督はスターティングメンバーを2人変更し、前節J2残留を確定させた金沢に挑んだ。

 先制したのは金沢。前半17分、FW林誠道がセンターサークル内で相手に競り勝ちFW杉浦恭平へポストプレー。杉浦はダイレクトでMF松本大弥にスルーパスを送りカウンターを演出する。左サイドから松本がクロスボールを供給すると、ここに飛び込んだのは起点となった林。完璧なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。林はJ3・鳥取在籍時の自身キャリアハイを更新する今季12点目となった。

 先制を許した琉球だが、すぐに反撃する。前半20分、ゴールから距離のあるところでFKを獲得。ゴール前に蹴り込んだボールは跳ね返されるも、大本がこぼれ球を拾いクロスを送る。ふわりと浮いたボールに野田が頭で合わせ、同点ゴールをマークした。琉球は8月20日対山形戦以来8試合ぶりの得点となった。

 互いに1点を取り合うなか、金沢にアクシデント。出場停止の第33節を除き今季J2全試合に先発出場しているMF藤村慶太が足を痛め、前半38分にMF須藤直輝との交代で退いた。

 拮抗した展開が続いた前半、終了間際の同43分に琉球がスコアを動かした。DF福村貴幸のクロスボールはクリアされるも、こぼれ球を拾ったのは再び大本。ゴール正面からシュートを放つと、ボールは金沢DF孫大河に当たってGK白井裕人の逆をつく形に。2シーズンぶりとなる大本の得点で、琉球が逆転に成功した。

 後半に入りリードを広げたい琉球は野田、FWケルヴィンを中心に攻め込む。後半15分にはこの2人の連携から野田がシュートを放つも、白井に阻まれた。一方の金沢はMF平松昇とFW豊田陽平を投入し同点を狙う。

 両チームなかなか決定機を作れない後半は同29分、琉球は野田がカウンターで抜け出しループシュートを放つも、枠の上に外れた。

 その後琉球は追加点をあげられなかったが、金沢に決定機を作らせずタイムアップ。琉球が9試合ぶりの勝ち点3を獲得し、21位に浮上した。

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