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大一番2ゴールも“昇格決定弾”とはならず…横浜FC小川航基「そんなに甘くないということ。次で決めたい」

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FW小川航基(写真左)

[10.9 J2第40節 横浜FC 2-3 大分 ニッパツ]

 1年でのJ1復帰に王手をかけている横浜FCは得点ランキング首位を独走中のFW小川航基が2ゴールを決めたが、5位の大分トリニータに2-3で競り負け、今節での昇格決定を逃した。試合後、小川は「結果がこうなってしまったのは、まだまだそんなに甘くないということだと思う。次で決めたい」と前を見据えた。

 勝てば昇格決定という大一番。今季加入した横浜FCで得点ランキング2位に大差をつける22点を記録し、降格初年度の躍進を支えてきたエースがこの日も大爆発を見せた。

 まずは0-1で迎えた前半22分、FWマルセロ・ヒアンからのワンタッチパスをペナルティエリア右で受けた。「マルセロがしっかり僕を見てくれて、一発目でイメージどおりのシュートを打とうと思ったけど、ブロックされた後にしっかり落ち着いて流し込めた」。一度目のシュートはDFペレイラに阻まれたが、冷静な左足シュートで流し込んだ。

 さらに再び勝ち越されて迎えた後半11分、今度は高い位置でのボール奪取から左サイドを駆け上がったMF和田拓也の折り返しに反応した。「なんか来そうだなと思ったので中に入りすぎずゆっくり入った」。相手のマークを引き寄せないため後方からひっそり走り込み、最後はフリーでシュート。「しっかり決め切れて良かった」と手応えの一発だった。

 ところがチームは後半27分にも失点。小川自身も後半18分に決定機でシュートをGK吉田舜に当ててしまい、追加点を逃していた。「3点目が決め切れなかったところ。まだまだこのチームはやらなきゃいけないことがたくさんあるということ」。タイムアップ直後にはピッチ上で膝に手を当て、悔しそうな様子を見せていた。

 四方田修平監督は今季24ゴールを記録してきたエースのそうした姿に「3点目を決められるチャンスを仕留められなかったことに悔しい表情をしていた」と感銘を受けた様子。同じく勝利が昇格決定条件となる次節のホーム最終節・金沢戦に向けて「次、必ず仕事をしてくれる」と期待を語った。

(取材・文 竹内達也)
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