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天皇杯初Vの歓喜から2日…甲府が吉田達磨監督の契約満了を発表「どこにいてもいつも応援しています」

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吉田達磨監督が今季限りで退任へ

 ヴァンフォーレ甲府は18日、吉田達磨監督(48)が今季をもって契約満了となり、退任することを発表した。後任の監督については決定次第、リリースするという。

 吉田監督は現役時代に柏レイソル、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)、モンテディオ山形、ジュロンFC(シンガポール)でプレー。引退後は柏の育成年代やトップチーム、アルビレックス新潟で指揮を執り、2017年から2018年4月まで甲府を率いた。

 その後、2019年5月から今年1月までシンガポール代表の指揮官を務め、2月に甲府の監督として復帰。今季J2リーグ戦では残り2試合で18位となっているが、天皇杯では16日の決勝でJ1のサンフレッチェ広島を破り、クラブ史上初の優勝を果たした。

 吉田監督は退任にあたり、クラブ公式サイトを通じて感謝を述べている。

「日頃よりヴァンフォーレ甲府を支え、応援してくださっている山梨県の皆様、スポンサー企業の皆様、そしてファン・サポーターの皆様、2022年シーズンも共に戦っていただきありがとうございます」

「伊藤彰前監督の後を継続という形で引き継ぎ、皆様のヴァンフォーレ甲府を強く逞しく成長させ、勝利をお届けするためにここまで努力を重ねて参りましたが、多くの勝利をお届けすることは出来ませんでした」

「選手たちは懸命に走り、身体を張り、成長しようと、勝とうと努力を続けたにも関わらず、多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです。そんな中、いつもどんな時もチームと選手を押し上げ、一緒に前進しようとサポートして頂いた皆様にはとても深く感謝しています」

「新たな2023シーズンは、FUJIFILM SUPER CUPから始まり、J1への挑戦とアジアへの飛翔が皆様を待っています。皆様の力強い、熱い、心のこもった援軍が必要です。小粒でも塊を作り、意志を合わせ、大きな壁に喜んで立ち向かって行くチームを、天皇杯決勝の日に横浜にあったあの熱量と一体感で支えてください。一緒に強く明るいヴァンフォーレ甲府を築いて行ってください」

「残り2試合、チームは全力で走ります。そして来年からはどこにいてもいつも応援しています。一年間本当にありがとうございました」

以下、クラブ発表プロフィール

●吉田達磨
(よしだ・たつま)
■生年月日
1974年6月9日(48歳)
■出身地
埼玉県
■選手歴
東海大浦安高-日立製作所サッカー部/柏-京都-山形-ジュロンFC(シンガポール)
■指導歴
2003年~:柏ユース コーチ
2004年~:柏ジュニアユース コーチ
2005年~:柏U-15 コーチ
2006年~2007年:柏U-18 コーチ
2008年~:柏U-18 監督
2009年~:柏U-15 監督
2010年~:柏 アカデミーダイレクター
2011年~:柏 強化部長
2012年10月~:柏 強化部ダイレクター
2013年~2014年:柏 ダイレクター
2015年~:柏 監督
2016年~2016年9月:新潟 監督
2017年~2018年4月:甲府 監督
2019年5月~2022年1月:シンガポール代表 監督
2022年2月~:甲府 監督
■コーチライセンス
日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス(2010年取得)

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