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三つ巴のPO争い決着! 山形が徳島との直接対決を制し、J1昇格への挑戦権をつかむ

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山形がJ1参入プレーオフ進出

[10.23 J2第42節 山形 3-0 徳島 NDスタ]

 J1参入プレーオフ出場の最後の椅子は山形が手にした。J2第42節が23日に一斉開催され、8位モンテディオ山形はホームで6位徳島ヴォルティスに3-0で勝利。他会場で7位ベガルタ仙台が引き分けに終わったことで、山形が出場圏内の6位入りを果たした。

 前節までに3位ファジアーノ岡山、4位ロアッソ熊本、5位大分トリニータのプレーオフ出場が決定。最終節は、出場圏内に位置する6位徳島(勝ち点62、得失点差+16)と、滑り込みでの出場を狙う7位仙台(勝ち点62、得失点差+8)、8位山形(勝ち点61、得失点差+19)の3チームでラスト1枠を争う状況となっていた。

 徳島は仙台との得失点差の関係により、勝てばプレーオフ出場が濃厚。一方、山形は勝利を収めた上で、仙台の引き分け以下が条件だった。

 互いに攻撃では相手の配置を見ながらボールをつなぎ、守備では前から制限をかけて奪いにいくスタイル。拮抗した立ち上がりとなる中、先にスコアを動かしたのは山形だった。

 前半15分、GKホセ・アウレリオ・スアレスからMF白井永地への縦パスがずれたところをMF藤田息吹が見逃さず、ワンタッチでFWディサロ燦シルヴァーノへ。相手DFが後退したことで時間とスペースを得たディサロは、ミドルレンジから狙い澄まして左足を振り抜き、強烈なシュートをゴール右隅に突き刺した。

 さらに前半20分、ボールを回収した流れから右サイドの藤田が左へ展開。バウンドしたパスに走り込んだMF加藤大樹が抜け出そうとしたところで、後ろからDFエウシーニョに倒される。前半8分にも加藤をファウルで止めて警告を受けたエウシーニョに対し、主審は再びイエローカードを提示。2枚目で退場処分となった。

 前節まで19試合無敗と安定した戦いを見せていた徳島だったが、早い時間帯で数的不利に陥る。前半24分にはMF杉本太郎を下げ、DF安部崇士を投入。安部は左サイドバックに入り、同ポジションだったDF新井直人がエウシーニョのいた右サイドバックに回った。徳島は同点を目指して反撃を試みたものの、思うようにフィニッシュにはつながらず。前半は山形の1点リードで折り返した。

 徳島はハーフタイム明けからMF浜下瑛に代えてDF石尾崚雅をピッチへ送り、4バックから3バックへと変更。後半2分にセットプレーから、同7分には流れの中のクロスから、いずれもFW藤尾翔太が惜しいヘディングシュートを放つ。しかし、次の1点も山形が奪った。

 後半13分に右サイドのMF國分伸太郎が高い位置を取るDF半田陸にボールを付け、半田はインナーラップした藤田にスルーパス。ペナルティエリア内右に抜け出した藤田が折り返し、最後はディサロが左足で押し込んだ。

 後半アディショナルタイム4分には途中出場のMFチアゴ・アウベスが自ら獲得したPKを決め、そのまま山形が3-0で完勝。他会場で仙台がブラウブリッツ秋田と0-0のドローに終わったため、三つ巴の争いを制してプレーオフ出場権をつかんだ。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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