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磐田のJ2降格にMF山田大記「長期的な視点も短期的な結果も得られなかった」「もう一度ゼロから」

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スタメン出場したMF山田大記

[10.29 J1第33節 G大阪 2-0 磐田 パナスタ]

 ジュビロ磐田がクラブ史上3度目のJ2降格となった。29日に敵地で行われたJ1第33節・ガンバ大阪戦で0-2の完封負け。1試合を残し、残留の可能性が消滅した。

 今季の磐田は、明確な戦術方向性を持ち、若手育成の実績もある伊藤彰前監督を迎えてシーズンをスタートさせたが、第25節終了時点で5勝7分13敗の最下位と低迷。ホームで浦和レッズに0-6で敗れた翌日、伊藤前監督は解任となった。

 ヘッドコーチから昇格した渋谷洋樹監督の下で巻き返しを図ったものの、就任後の8試合でわずか1勝。最下位から抜け出せないまま、1年でJ2に逆戻りとなった。

 MF山田大記は試合後のフラッシュインタビューで「このような結果を招いてしまったことを、すごく重く受け止めています」と厳しい表情でコメント。残留するために足りなかったことを問われ、こう答えている。

「いろいろあるとは思います。それぞれの立場で精一杯戦った結果とはいえ、自分たち選手であり、スタッフであり、多くの人間が力不足だったかもしれないなとは思います」

「あと、クラブとして伊藤監督の交代っていうのは、どうしても残留を成し遂げるというクラブの強い意志であったとは思います。しかしながら結果として降格してしまったということは、長期的な視点も短期的な結果も得られなかった、自分たちとして何も残すことができなかった結果だと思うので、もう一度クラブとして未来のために長期的に作り直さなきゃいけない、ゼロから始めなきゃいけない、そういう風に感じています」

 育成組織時代からクラブを知るゲームキャプテンの言葉は重い。過去3回のJ1制覇を誇る名門が再び岐路に立たされている。

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