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失速していた横浜FMが取り戻した自信…西村拓真「自分たちのサッカーができたら確実に勝てる」

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加入1年目で9得点の活躍を見せている西村拓真

[10.29 J1第33節 横浜FM 4-1 浦和 日産ス]

 3年ぶりのJ1優勝へ、横浜F・マリノスが大きな1勝をつかんだ。条件付きで優勝の可能性があった第32節・G大阪戦(●0-2)、続く磐田戦でまさかの連敗(●0-1)。今節敗れれば2位・川崎Fと順位が入れ替わる可能性もある中で、4-1で浦和から勝ち点3を奪った。これで、神戸に勝利すれば自力で優勝をつかめる状況で最終節を迎える。

「やっぱり甘くないな、優勝は簡単に勝ち取れるものじゃないな、と前回の2試合で感じさせられました」と痛感したMF西村拓真は、「自分たちを信じること、味方を信じることはこの2試合少し足りていなかったかな」と連敗中のチーム状況を振り返った。

 浦和戦では3試合ぶりの得点に加えて大量4ゴールを奪取。トップ下で先発した西村は、後半12分には中盤でMF渡辺皓太がFW江坂任からボールを奪ったところをフォロー、西村のパスからFWエウベルが個人技で3点目を挙げた。「明らかに強度は(連敗中の)2試合と違う」と西村は試合を振り返った。

 前節から17日ぶりのリーグ戦となったが、その間に、天皇杯決勝、ルヴァン杯決勝というタイトルがかかった試合が行われた。「優勝っていいもんだと思った」とGK高丘陽平はカップ戦のウィナーを見ていたという。DF小池龍太は「常にできると思っているし、するしかない」と優勝への自信をのぞかせる。

 横浜FMは得失点差で「11」のアドバンテージがあるため、最終節に横浜FMが引き分けて、川崎Fが勝利しても、川崎Fは12点差以上での勝利が必要になり、横浜FMは優位性を持って最終節に臨むことができる。

「自分たちのサッカーを信じていい。自分たちのサッカーができたら確実に勝てるので、今日の試合はすごく自信になりました」

 それでも西村は横浜FMのサッカーを貫き、勝利で優勝をつかむつもりだ。

(取材・文 奥山典幸)
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