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岩手選手が酒気帯び運転で契約解除、同乗の選手も処分…前夜の飲酒から翌朝に運転か

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 いわてグルージャ盛岡は31日、29日にDFタビナス・ポール・ビスマルク(20)が酒気帯び運転による道路交通法違反で任意捜査されたことを発表。同選手を契約解除したことを伝えた。また、同乗していたMF加々美登生(23)には厳重注意処分を下している。

 クラブ公式サイトによると、事案は29日午前4時ごろ盛岡市内で発覚した。本人たちの証言では、当該選手2名は28日夜から飲食店で飲酒を伴う会食を実施。翌29日の朝、アルコール成分が体内に残ったまま、午前4時前ごろに飲食店を出たという。

 自家用車に乗る直前に2選手は警察官から危険物所持の職務質問を受けるが、その警察官と別れた後にビスマルクが自家用車を運転し、加々美が助手席に乗車。運転代行を呼ぶか迷ったが、近いから大丈夫だろう、とビスマルクの運転で出庫した。

 公道に出てすぐ、同警察官の乗る警察車両に追尾され、停車命令を受けた。2選手は呼気検査を受け、ビスマルクから基準値を超えるアルコールを検知。加々美は基準値未満だった。盛岡東警察署で事情聴取を受け、午前7時半から8時ごろに同署を出たという。

 クラブはビスマルクを契約解除した。同乗していた加々美には、減俸・無期限でのチーム活動への参加および練習試合等への出場禁止、謹慎期間中の地域貢献活動への参加という厳重注意処分を下した。

 クラブは「いわてグルージャ盛岡を日頃より応援してくださっている皆様やパートナー企業の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受けとめ、所属選手、スタッフの服務規律及びコンプライアンス厳守に関する意識を改めて徹底し、再発防止に取り組んでまいります」と伝えている。

 ビスマルクは青森山田高を卒業後、2021年から岩手に加入。加々美は桐蔭横浜大を卒業後、同じく21年から岩手に加入していた。

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