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町野&瀬川のゴールで勝利の湘南が残留決定、柏は10戦未勝利でシーズンフィニッシュ…

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先制点は湘南FW町野修斗の今季13点目

[11.5 J1第34節 柏 1-2 湘南 三協F柏]

 5日、J1最終節が各地で開催された。三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル湘南ベルマーレが対戦。FW町野修斗とFW瀬川祐輔のゴールで湘南が先行。柏はFW小屋松知哉のゴールで1点を返すも、追撃はそこまでで、湘南が2-1で勝利し、J1残留を決めた。

 9戦勝ちなし(5分4敗)で最終戦を迎えるホームの7位・柏(勝ち点47)。FW真家英嵩をリーグ初先発させたほか、DF土屋巧が9試合ぶり、DF大南拓磨が5試合ぶりに先発するなど、メンバーを大きく入れ替え。今季限りで現役を引退するMF大谷秀和はベンチに入った。

 対する湘南は現在13位(勝ち点38)ながら、敗れれば他チームの結果次第では、プレーオフ圏内の15位に転落する状況にある。この日のスタメンは、3-0で快勝した前節・鳥栖戦から2選手を入れ替えて、MF畑大雅が9試合ぶり、MF平岡大陽が2試合ぶりにスターティングメンバーに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がり早々にCKを獲得してMFタリクがヘディングシュートを放つなど、勢いをもって試合に入った湘南が、ペースを握る。10分には平岡、17分には瀬川がシュートまで持ち込むも、いずれもGK佐々木雅士の守備範囲で先制点とはならず。

 柏のビッグチャンスは21分、MFマテウス・サヴィオのスルーパスに小屋松が飛び出すも、GK谷晃生の好セーブにあってしまった。前半終盤には大南のクロスを小屋松がニアでそらしたところを真家が狙うも、ゴールとはならなかった。

 試合が動いたのは、41分。町野がペナルティエリア外から右足で狙いすますと、ゴール右隅に決めて湘南が先制に成功した。

 後半に入り、わずか11秒で再びスコアは動く。柏ボールでキックオフを迎え、最終ラインのDF古賀太陽にボールを戻したところを、タリクがプレッシャーをかけてマイボールに。ドリブルで持ち込んでペナルティエリアの瀬川にラストパスを送ると、瀬川は右足でゴールに流し込んだ。

 2点のビハインドを負った柏は、後半7分に土屋に代えてFW細谷真大を投入。システムも3-5-2から4-4-2へと変更した。投入からわずか2分後には、MFドッジの縦パスを小屋松がダイレクトで細谷に入れると、細谷はコントロールから左足を振り抜く。シュートはGK谷にセーブされるも、こぼれ球を小屋松が頭で押し込んで、1点を返す。

 互いに交代のカードを次々と切る中、30分、ネルシーニョ監督は大谷をピッチに送り込んだ。

 終盤はオープンな展開になり、湘南はMF石原広教、柏は途中出場のFW武藤雄樹がチャンスを迎えたが決めきることはできず。最後までスコアは動かずに試合は終了し、湘南が2-1で勝利した。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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