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清水のJ2降格が決定…札幌から2度のリード奪うも、3-4敗戦

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[11.5 J1第34節 札幌 4-3 清水 札幌ド]

 J1リーグは5日、各地で最終節を開催した。札幌ドームでは、10位北海道コンサドーレ札幌と17位清水エスパルスが対戦。4-3で札幌が勝利した。清水は2016シーズン以来2度目のJ2降格が決まった。

 今季最終戦をホームで迎えた札幌。残り2試合で残留が決まる苦しいシーズンを過ごしただけに、是が非でも勝利で締めくくりたい。対する清水は、残留に向けて勝利が絶対条件。その上で他会場の結果に委ねる。

 慎重な試合入りを見せた両チームだが、その中で清水がより多くのチャンスを作った。前半6分には、DF山原怜音が左サイドでルーズボールを拾うと、ドリブルで仕掛けて右足でシュート。しかし、ここは札幌GK中野小次郎が左に飛んで弾き出した。同14分には、右サイドのコーナーキックをFWチアゴ・サンタナがヘディング弾。だが、枠を捉えることができなかった。

 その後も札幌ゴールを攻め立てた清水。前半24分にはゴール前の混戦からFW白崎凌兵がシュートを放つも、中野の“大きな壁”を破ることができない。攻め込まれる時間が続いた札幌だが、縦に速い攻撃で徐々に反撃。同29分にはDF菅大輝が強烈な左足のシュートを放って日本代表GK権田修一が守る清水ゴールを脅かした。

 すると、先に試合を動かしたのはホームの札幌。前半41分、右サイドから攻撃を組み立てると、DF岡村大八から縦パスが入る。このボールをペナルティーエリア手前で受けたFWガブリエル・シャビエルがフェイントで清水のDF立田悠悟を揺さぶり、最後は左足。シュートは、ゴール左に吸い込まれるように決まった。

 2点を追う展開となった清水は、前半アディショナルタイムにゴール前のフリーキックをサンタナが狙ったが、シュートは僅かにゴールの上。札幌の1点リードのまま前半を折り返した。すると、後半開始早々に清水が1点を返す。後半4分、右サイドを抜け出したMF中山克広が入れたクロスを札幌のDF田中駿汰がクリア。そのボールをサンタナがダイレクトで合わせてゴール右に流し込んだ。

 さらに清水は後半6分、MFカルリーニョス・ジュニオの鋭いパスでペナルティーエリア内に抜け出した白崎が滑り込みながらフィニッシュ。ゴールに突き刺し、残留を目指す清水がリードを手にした。

 それでも、札幌がホームの意地を見せる。後半15分、MF荒野拓馬からペナルティーエリア内左のMF青木亮太に鋭いスルーパスが入ると、一度目のシュートは権田に防がれたが、二度目でゴールに叩き込み、試合を振り出しに戻した。勝利に向けて1点を追う清水は後半33分、山原のフリーキックからゴール前が混戦状態となると、最後はMFホナウドが詰めてゴールに。最終節で来日初ゴールを記録した。

 残留に向けて気持ちを前面に出す清水。しかし、ホームの札幌も引かない。後半41分、ペナルティーエリア内右で細かいパスが繋がると、途中出場のFWキム・ゴンヒが流し込むようにフィニッシュ。再び同点とした。

 さらに、札幌は後半アディショナルタイム1分に青木がこの試合2ゴール目を挙げて、勝ち越し。清水は2度のリードを奪うも、3-4で敗れてJ2降格が決定した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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