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MVP候補? “代役不在”の横浜FM岩田智輝「努力が報われてよかった」フィールド最多出場でV牽引

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愛娘と試合後セレモニーに立ったDF岩田智輝

[11.5 J1第34節 神戸 1-3 横浜FM ノエスタ]

 先発メンバーを入れ替えながら過密日程のシーズンを戦い抜いてきた横浜F・マリノスにおいて、合計出場時間2715分はフィールドプレーヤー最多。序盤戦はボランチとサイドバック、終盤戦はセンターバックの軸でチームを支えたDF岩田智輝がプロキャリア初のタイトルを手にした。

「サッカー人生において日本一を獲れることなんてめったにないし、日本一を獲れてすごく嬉しい。チームとしても3年ぶりに優勝できて本当に良かった」。プレータイムはフルタイム出場のGK高丘陽平に続いてチーム2位。代役不在の存在感で、次点のDF小池龍太とも計555分差をつける出場時間を達成し、「フィールドプレーヤーで一番試合に出ている中で、仕事を果たせたんじゃないかと思う」と手応えを語った。

 大分時代にはJ3リーグでのプレーも経験し、昨季の横浜FM加入後も東京五輪代表に落選。決して順風なキャリアではなかった。それでも「成長のため、この優勝のためだけに頑張ってきた」と岩田。「いまできることをやり続けた結果がこの優勝だと思う」と感慨に浸った25歳は「本当に努力が報われてよかった」と笑みを見せた。

 優勝チームの中心選手とあり、ここから注目が集まるのはMVPの行方。攻撃陣はターンオーバーの機会が多かったため、リーグ最小失点タイの堅守を支えた高丘や岩田が筆頭候補となりそうだ。だが、当の本人は「全然頭にないし、全くないと思っている」と苦笑い。「優勝したけど、だまだ個人的には課題も多い。来季はもっと成長した姿を見せられるように、ここからもっと成長していかないといけない」と浮かれずに前を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
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