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「マリノスさんを追いかけてひとつになった」3年連続ベストイレブンの川崎F家長昭博、挑戦者として王座奪還へ

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川崎Fが王座奪還を狙う

 川崎フロンターレのMF家長昭博は3年連続4回目のベストイレブン受賞となった。しかし、本人はチームで優勝できなかったことを悔やむ。「結果2位に終わって、非常に残念なシーズンだった」と振り返った。

 3連覇を目指し、最後まで食らいついた。それは結果にも反映されてキャリアハイの12ゴールをマーク。終盤にかけて鬼気迫るプレーを見せた。だが、結果は2位。「チームとしても個人としても、非常に苦しいシーズンだった印象。最後もう少しのところまで行けましたけど、優勝もできませんでした。結果2位に終わって、非常に残念なシーズンだった」。ただ、その結果に悔しさをにじませた。

 過去2年は圧倒的な強さで優勝を飾った。しかし今シーズンは苦戦が続く。「苦しい試合が多かったので、得点の数もあまり伸びなかった。相手を圧倒的な力でねじふせる試合も少なかった。そういうところで今年は苦しかった」。逆境の中で見い出したものもあった。「苦しかったですけど、収穫はみんなでひとつになって最後までマリノスさんを追いかけられた。苦しくても前に進んだら、何かをつかめるかなということは感じた」。

 12得点という数字には「よかったなというくらい」と淡々。「求められていることはタイトルを取ること。そこに達せられなかったのは残念」。近年の日本サッカーを熱くする神奈川県2クラブの争いが、家長の心を燃やすのかもしれない。「隣の市にマリノスさんというすばらしいクラブがある。切磋琢磨できるように、来年はチャレンジャーでがんばっていけたら」と再び王座を睨んでいた。

(取材・文 石川祐介)
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