浦和が主力欠くEL王者フランクフルトに快勝! 前半ユンカー2発、後半ショルツ&松尾が2発、“カイザー”長谷部は後半登場
[11.16 親善試合 浦和 4-2 フランクフルト 埼玉]
フランクフルトのブンデスリーガジャパンツアー2022は16日、埼玉スタジアム2002で初戦の浦和レッズ戦を行った。浦和がフランクフルトに4-2で勝利。古巣戦となったMF長谷部誠はベンチスタートで後半29分から途中出場した。フランクフルトは19日のツアー第2戦でガンバ大阪と対戦する。
フランクフルトのジャパンツアーは2試合を行う。浦和は4-4-2の布陣を敷く。GKは牲川歩見で、4バックは左からDF馬渡和彰、DF知念哲矢、DF岩波拓也、DF宮本優太が並ぶ。ボランチはMF安居海渡とMF平野佑一。左サイドはFWアレックス・シャルク、右サイドはMF松崎快を置く。2トップはFW江坂任とFWキャスパー・ユンカーが入った。
EL王者フランクフルトは、日本代表MF鎌田大地やドイツ代表MFマリオ・ゲッツェらW杯組を始めとした主力を欠く編成。3-4-2-1の布陣でGKはディアント・ラマイ、3バックは左から15歳DFデレク・ボアキエ・オセイ、DFジョローム・オンゲネ、DFアルマミ・トゥレを置く。ボランチ2枚はMFマルセル・ベーニッヒとMFハーブリート・ゴートラ。左WBはDFルカ・ペッレグリーニ、右WBはMFティモシー・チャンドラーが入り、2シャドーがMFファリデ・アリドゥとMFメーディ・ロウネが入る。1トップはFWルーカス・アラリオとなった。
序盤はフランクフルトがシュートを放つが、浦和は中盤2枚の安居と平野を中心にボールを握る。前半19分、浦和が先制ゴール。安居が相手の縦パスをカットし、江坂が中盤から前線にスルーパスを送る。反応したユンカーがPA左から左足シュート。ゴール右隅に流し込んだ。
その後は浦和が立て続けにチャンスを作り、前半27分に追加点を奪う。馬渡からボールを受けた江坂が左サイドから敵陣方向にドリブル。PA中央でパスを収めたユンカーが左足シュートをゴール左隅に突き刺し、2-0と点差を広げた。
2-0で前半を折り返した浦和は、ハーフタイムで大幅なメンバー交代に出る。松崎、宮本、岩波以外の8人を代え、GK西川周作、DFアレクサンダー・ショルツ、MF伊藤敦樹、MF岩尾憲、MF小泉佳穂、MFダヴィド・モーベルグ、MF松尾佑介、MF明本考浩が入った。フランクフルトも9人を入れ替えた。
フランクフルトは後半2分、セットプレーのこぼれ球を途中出場の16歳FWアナス・アラウィが決め切り、1-2と点差を縮める。しかし浦和は同5分に3点目。岩尾の左CKがファーサイドに流れ、最後はショルツが冷静に流し込んだ。
長谷部は後半29分に途中出場した。10月中旬にひざの内側じん帯を損傷していたが、前日会見では出場を明言。ユニフォーム姿でピッチ横に登場すると、ゴール裏の浦和サポーターからも大きな拍手で歓迎された。ピッチに入るとキャプテンマークを巻き、ボランチの位置に入った。
だが、浦和は“カイザー”長谷部に遠慮はしない。後半33分、中盤でボールを受けた松尾が右サイドからカットイン。PA手前から左足を振り抜き、ゴール左隅にチーム4点目を決め切った。
フランクフルトも後半37分にDFクリストファー・レンツのクロスからFWナチョ・フェリがヘディングで競り勝つと、ゴール方向にループ気味で向かう。西川の頭上を越え、そのままゴールラインを割り、2-4と追走した。
その後スコアは動かずに、浦和が4-2で勝利。主力を欠くEL覇者を打ち破った。
(取材・文 石川祐介)
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フランクフルトのブンデスリーガジャパンツアー2022は16日、埼玉スタジアム2002で初戦の浦和レッズ戦を行った。浦和がフランクフルトに4-2で勝利。古巣戦となったMF長谷部誠はベンチスタートで後半29分から途中出場した。フランクフルトは19日のツアー第2戦でガンバ大阪と対戦する。
フランクフルトのジャパンツアーは2試合を行う。浦和は4-4-2の布陣を敷く。GKは牲川歩見で、4バックは左からDF馬渡和彰、DF知念哲矢、DF岩波拓也、DF宮本優太が並ぶ。ボランチはMF安居海渡とMF平野佑一。左サイドはFWアレックス・シャルク、右サイドはMF松崎快を置く。2トップはFW江坂任とFWキャスパー・ユンカーが入った。
EL王者フランクフルトは、日本代表MF鎌田大地やドイツ代表MFマリオ・ゲッツェらW杯組を始めとした主力を欠く編成。3-4-2-1の布陣でGKはディアント・ラマイ、3バックは左から15歳DFデレク・ボアキエ・オセイ、DFジョローム・オンゲネ、DFアルマミ・トゥレを置く。ボランチ2枚はMFマルセル・ベーニッヒとMFハーブリート・ゴートラ。左WBはDFルカ・ペッレグリーニ、右WBはMFティモシー・チャンドラーが入り、2シャドーがMFファリデ・アリドゥとMFメーディ・ロウネが入る。1トップはFWルーカス・アラリオとなった。
序盤はフランクフルトがシュートを放つが、浦和は中盤2枚の安居と平野を中心にボールを握る。前半19分、浦和が先制ゴール。安居が相手の縦パスをカットし、江坂が中盤から前線にスルーパスを送る。反応したユンカーがPA左から左足シュート。ゴール右隅に流し込んだ。
その後は浦和が立て続けにチャンスを作り、前半27分に追加点を奪う。馬渡からボールを受けた江坂が左サイドから敵陣方向にドリブル。PA中央でパスを収めたユンカーが左足シュートをゴール左隅に突き刺し、2-0と点差を広げた。
2-0で前半を折り返した浦和は、ハーフタイムで大幅なメンバー交代に出る。松崎、宮本、岩波以外の8人を代え、GK西川周作、DFアレクサンダー・ショルツ、MF伊藤敦樹、MF岩尾憲、MF小泉佳穂、MFダヴィド・モーベルグ、MF松尾佑介、MF明本考浩が入った。フランクフルトも9人を入れ替えた。
フランクフルトは後半2分、セットプレーのこぼれ球を途中出場の16歳FWアナス・アラウィが決め切り、1-2と点差を縮める。しかし浦和は同5分に3点目。岩尾の左CKがファーサイドに流れ、最後はショルツが冷静に流し込んだ。
長谷部は後半29分に途中出場した。10月中旬にひざの内側じん帯を損傷していたが、前日会見では出場を明言。ユニフォーム姿でピッチ横に登場すると、ゴール裏の浦和サポーターからも大きな拍手で歓迎された。ピッチに入るとキャプテンマークを巻き、ボランチの位置に入った。
だが、浦和は“カイザー”長谷部に遠慮はしない。後半33分、中盤でボールを受けた松尾が右サイドからカットイン。PA手前から左足を振り抜き、ゴール左隅にチーム4点目を決め切った。
フランクフルトも後半37分にDFクリストファー・レンツのクロスからFWナチョ・フェリがヘディングで競り勝つと、ゴール方向にループ気味で向かう。西川の頭上を越え、そのままゴールラインを割り、2-4と追走した。
その後スコアは動かずに、浦和が4-2で勝利。主力を欠くEL覇者を打ち破った。
(取材・文 石川祐介)
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