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仙台MF富田晋伍が現役引退を発表、クラブ最長18年…11年に東日本大震災も「地域に対する思いも強くなりました」

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MF富田晋伍が現役引退

 ベガルタ仙台は22日、MF富田晋伍(36)が2022シーズン限りで現役を引退することを発表した。今後は株式会社ベガルタ仙台の地域連携課でスタッフとして働くという。

 富田は東京ヴェルディのユースから2005年に加入。初年度からコンスタントに出場を続け、クラブ歴代最長となる在籍18年を記録した。J1リーグ通算322試合4得点、J2リーグ通算116試合1得点、カップ戦は46試合2得点、天皇杯は27試合1得点の記録となった。

 クラブは公式サイトで「クラブ歴代最長となる在籍18年、長きにわたり中盤の底からチームを支え、多くの勝利に貢献してれたこと、心から御礼申し上げます」と感謝。来シーズンのホーム開幕戦で、富田から挨拶をするという。

 富田はクラブ公式サイトを通じ、「今シーズン限りで現役を退く決断をしました。まずはJ1復帰という目標を達成出来なかったこと、個人としてもチームの力になれなかったことを大変申し訳なく思っています」と文面で思いを伝える。

「なんとなくボールを蹴りはじめ、いつしかサッカーが大好きになり、サッカーしかしてこなかった自分が今日までプレーできたのはチームメート、指導者をはじめとする沢山の方々の支えや指導のおかげです。この場を借りて、感謝申し上げます」

「また、いい時も悪い時もクラブを支え、後押ししてくれたファン、サポーターのみなさまの応援があったからこそ、ここまで走り続けられました。みなさまの応援、声で選手たちはどんなに疲労していてもあと一歩足を出すことができます。これからJ2優勝、J1昇格に向けて戦うチームにも変わらないサポートをよろしくお願いいたします」

「そして、サッカーを始めてから何不自由なくサポートし続けてくれた両親、いつも横にいて支えてくれた妻、どんな状況でも家に帰れば私を笑顔にしてくれた子どもたちにも改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとう」

「ベガルタ仙台に拾ってもらう形で加入した時は、自分がここまで1つのクラブでプレーするとは全く想像もしていませんでした」

「歳を重ねる毎にクラブへの愛着も増し、また東日本大震災という大きな出来事もあり、地域に対する思いも強くなりました。この18年間でクラブ、地域にタイトルなど自分が大きなものを残せたとは思っていません。ただ何かファン、サポーターや地域のみなさまに自分のプレーする姿から少しでも何かを感じていただけていたら、プロサッカー選手としての役割は少し果たせたのかなと思います」

「これから、立場は変わりますが地域連携活動を通して、サッカーやベガルタ仙台の魅力をひとりでも多くの方に伝え、クラブの更なる発展に貢献してまいります。18年間多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」

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