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法政大から今年は8人がJリーグに巣立つ!井上平監督とスカウトによる選手評は…

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 法政大は22日、Jリーグクラブ内定選手記者会見を行った。来季よりJリーガーとしてのキャリアをスタートさせるのは8人。すでに今季、特別指定選手として、J2リーグ戦8試合に出場、1得点を記録したDF白井陽貴(4年=矢板中央高/長崎内定)は、「ひとりの人間として、サッカー選手として、成長していけるように日々頑張りたい」と意気込んだ。

以下、井上平監督評とスカウトコメント
●DF白井陽貴(4年=矢板中央高/長崎内定)
井上
「最大の特長は抜群の身体能力を生かしたプレーとロングフィード。足も速くて、1対1でも負けない強さを持っている。フィードも低くて凄い弾道のボールを蹴ることが出来る。3年生まで腰の怪我もあって、辛い時間を過ごしたと思うが、努力の積み重ねた。ここで培った忍耐力で、長崎のJ1昇格に貢献してくれると期待しています」

上釜広行スカウト
「今季も8試合お世話になり、来シーズンも期待しております。獲得の経緯は、まず2月の宮崎キャンプに参加して頂きました。プレーするにあたっては戦術理解、考える力の高い選手だと感じました。近い将来、J1で優勝争いできるようなチームを作る、ACLに出たいという目標を持って活動している。目標に向けて一緒にやっていけると思い、獲得しました」

●DF落合毅人(4年=新潟明訓高/清水内定)
井上
「正確なフィードとヘディング。意外と攻撃のセンスもある。落合は2年生までBチームで努力して、3年生から頭角を現して、全日本選抜候補にも入った。4年生はなかなか出られずに苦しんだと思うが、今後の原動力となって成長してくれると信じている。清水を1年でJ1復帰に導いてくれると思っています」

兵働昭弘スカウト
「近年、失点の多さが目立ち安定した戦いが出来ていない。即戦力の大学生CBを探していた。自分以外のスカウトにもみてもらって、高評価しました。4月にオファー、5月に仮契約。守備能力の高さが武器。攻守両面で評価している。人間性も素晴らしく、学ぶ姿勢も評価している。練習参加の際もコミュニケーションを取っていて、非常に楽しみになった。プロ選手としてチームを勝たせるCB、子供たちに夢を与える選手になってほしい」

●DF高嶋修也(4年=明秀日立高/栃木内定)
井上
「左利きではないが、左利きよりきれいにロングフィードを蹴る。右足でも巻いたボールが蹴れるように、両足のフィードが得意。ヘディングも一回ゾーンに入ると誰にも負けない。試合前も的確なアドバイスやコーチングをしてくれて、助かったことがあった。気持ちのこもったヘディングと、優しい声、可愛らしい笑顔で、栃木SCのファンとサポーターを笑顔にしてほしい」

高杉亮太強化担当
「関東大学リーグでずっとみさせてもらった。山口SDと話して、練習参加してもらうことになった。彼のいい部分、冷静さ、足元の技術、フィード存分に発揮してくれた。ボールを持った時の顔を上げる回数。彼のところですごく評価しました。人間的にも尊敬できるし、信頼できる男だと思った。サッカー面と人間性も含めて、彼の伸びしろはは大きいと感じている。法政OBの黒崎や森が中心となって頑張ってくれている。その中に入って中心となって頑張ってくれると信じている」

●DF萩野滉大(4年=名古屋U-18/岐阜内定)
井上
「球際の強さ、粘り強い守備。最後の最後まで体を張ってゴールを割らせない、気迫のこもった守備が特長。2年生までIリーグでボランチもやっていたので、ビルドアップも得意。今年はキャプテンとして相当悩んだと思う。彼なりのリーダーシップの取り方を学んでからは、信頼の置けるキャプテンになった。FC岐阜に関わる全ての人を笑顔にしてほしい」

山道守彦チーム統括本部長
「法政の何人かに練習参加に来てもらいました。後ろもボランチも出来るポリバレント性があるな、クレバーだなと感じた。こういう選手がいてくれたら岐阜のためになると思った。東海地区のチームで岐阜、愛知、三重の選手が活躍する土壌を作らないと、何のために60クラブJリーグがあるのかと感じている。愛知出身の彼には必ず来てほしいなと思い、練習参加のあとにすぐに電話させてもらいました」

●DF堀江貴大(4年=昌平高/鹿児島内定)
井上
「左足、足元の技術が高い。彼を経由するとスムーズにボールが動く。ドリブルで運んだり、間に落とすプレーも得意。攻撃に関しては何でも出来る。カバーリング能力、対人も良くなった。足も速くないと見せかけて速いし、体もごつくなった。ピッチ外でも面白キャラクター。J2昇格の立役者になってほしいと思います」

永畑祐樹スカウト担当
「法政大サッカー部の強化担当から、CBとSBができる面白い選手がいると紹介されました。フィロソフィーを理解しようとしてくれる姿、素直さを評価しました。サッカーもスピードを生かしたプレーが光った。鹿児島ユナイテッドFCとしても自信を持ってオファーをさせてもらった。来季はJ3での戦いになるが、目標であるJ3優勝とJ2昇格に貢献してくれると思っています」

●MF若林龍(4年=桐蔭学園高/相模原内定)
井上
「WB、サイドハーフ、シャドー、サイドバック、複数のポジションが出来ます。スピードに乗ったドリブルと鋭い切り返し。カットインからシュート、クロスの精度が上がった。体が一回りも二回りも大きくなった。食事もこだわって、努力の積み重ねは誰にもまねできないくらい凄かったと思っている。今年から欠かせない選手になった。相模原では数字にこだわって勝たせる選手に成長してほしい」

●MF佐野陸人(4年=清水ユース/相模原内定)
井上
「精度の高いキック、タイミングのいいランニング、戦術理解が高い。今年になってゴールも奪えるようになったし、アシストも記録できるようになった。インカレの前に肩の手術をしてリハビリからのスタートになってしまうが、チームにすぐに溶け込んで、相模原の勝利に貢献できるように頑張ってほしい」

強化部・大久保孝氏
「今年の10月にリリースがあったが、2月1日に株式の92.3%を取得するDeNAの子会社になる。若い選手に多く加入してもらって、エナジーフットボールを掲げている。そこで2選手に加入してもらうことになった。2人には練習参加もしてもらった。佐野選手はシーズン最後の方は肩の怪我だったが、リーグ戦で私が見た試合で結果を出していた。若林選手は練習参加した初日は良くなかったが、2日目はしっかりと出してくれました」

GK近藤壱成(4年=磐田U-18/千葉内定)
井上
「安定した守備とコーチング能力が特長。チームを支えるコーチングと、ビッグセーブで何度も助けてくれた。オフザボールの準備やフィジカル面で成長した。関東選抜Bで優勝したデンチャレではMVPに選ばれた。千葉に行っても的確なコーチングとセービングで、J1昇格に導いてほしいと思っています」

強化編成グループ・大久保裕樹氏
「今季はユン監督のもとではGKは3人体制でしたが、小林監督に代わるので、4人体制でということになった。コロナ禍で離脱者が出ること、松原が長期離脱中。4人いた方が強化に繋がるということで、新たに選手を獲得することになった。年齢バランスや能力を考えた時に、大卒獲得するのがベストだと感じた。磐田の下部組織出身だったけど、少なからずうちにも獲得の可能性があるということだったので、練習に呼ばせてもらった。来季、上を目指す中で、謙虚で野心を持った選手に来てもらいたいと思い、オファーさせてもらいました」

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