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1年でのJ1復帰を目指す磐田に悲報…CASへの上訴棄却で“補強”できず「誠に遺憾ではございますが…」

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FWファビアン・ゴンザレス

 ジュビロ磐田は23日、コロンビア出身FWファビアン・ゴンザレス(30)との契約をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室(DRC)が下した決定に対してスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していた件について、申し立てが棄却されたことを発表した。

 本件においては、21年に磐田に加入したF・ゴンザレスが前所属のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)退団後、磐田と契約を結ぶ前にタイのクラブと取り交わした契約が存在したという問題が発覚。タイのクラブが昨年4月13日にF・ゴンザレスおよび磐田を相手方とし、FIFAのDRCに申立てを行い、今年10月19日に磐田とF・ゴンザレスに対し、次のように処分内容が発表されていた。

■処分内容
・ファビアン ゴンザレス選手に対して、タイのクラブへの約5万ドルの賠償金の支払命令。なお、ジュビロ磐田は当該支払義務を選手と連帯して負う。
・ファビアン ゴンザレス選手に対するスポーツ制裁として、4ヶ月間の公式戦出場停止処分。
・ジュビロ磐田に対するスポーツ制裁として、今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における新規選手登録の禁止処分。
※トップチームを含め、全ての年齢カテゴリーの男子のチームが対象。ただし、当クラブの選手の登録区分変更(例:ユースチームからトップチームへの昇格)、期限付移籍中の選手が移籍期間満了に伴いクラブに復帰する場合等は、スポーツ制裁の対象外。
※U-18、U-15、ジュビロSS、サッカースクールにおいて、2023年度に当クラブに新規入団する新高校1年生、新中学1年生、新小学5年生および新小学6年生は、2023年1月から2023年12月までの間、日本サッカー協会(JFA)への登録が必要となる大会・活動への参加が認められない(ただし、2022年に当クラブで登録済の選手は除く)。

 クラブは処分を受けた同日にCASへ上訴したことも伝えていたが、今月22日に仲裁判断が下されたと報告。「申し立てが認められなかったことは誠に遺憾ではございますが、当クラブはスポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁判断に従い、スポーツ制裁を受け入れることといたします」とし、以下のようにコメントを伝えている。

「スポーツ仲裁裁判所(CAS)が下記結論に至った理由は現時点においては明示されておりません。そのため、当リリースに記載されていないご質問には回答いたしかねますので、何卒ご了承ください。この度の結果を非常に重く受け止め、当クラブのガバナンス体制を改めて見直し、再発防止を図ってまいります。本件に関しまして、ジュビロ磐田に関わるすべての皆さまに心よりお詫び申し上げます」

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