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元JリーガーDF田中裕介が現役生活に幕「私が抱える感情は2つあります」引退後はクラブ運営会社の執行役員に

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DF田中裕介はJリーグ4クラブでプレーした

 東京都社会人サッカーリーグ1部のSHIBUYA CITY FCは10日、DF田中裕介の現役引退を発表した。

 東京都出身の田中は桐光学園高を卒業後、横浜FMへ加入。その後は川崎F、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)、C大阪、岡山でプレーした。JリーグではJ1通算228試合10得点、J2通算108試合2得点を記録し、ACL14試合にも出場している。

 今季、SHIBUYA CITY FCへ完全移籍して公式戦7試合に出場。プロキャリアを始めてから18年目を終え、ユニフォームを脱ぐ決断をした。今後は同クラブを運営する株式会社PLAYNEWの執行役員に就任し、トップチームの強化サポート業務・事業拡大のための業務などを担当するという。

 田中はクラブを通じて以下のようにコメントしている。

「この度私田中裕介は2022シーズンをもってサッカー選手人生から引退する事を決断しました。サッカーを始めて30年、高校を卒業してプロの世界に飛び込んでから18年が経ちました。人生の大半をサッカーと共に過ごしてきた今、私が抱える感情は2つあります。

 1つは『夢のような長い道のり』だったなという事です。サッカーボールを蹴り始めてから今日まで自分では想像もできなかった長い道のりを走ってくる事ができました。小さい頃の夢であったプロサッカー選手になれた事もそこから18年間もプレーできた事も多くの苦しみを感じた事もその苦しみを遥かに超える喜びの数々を経験できた事も全て夢の中にいたように感じています。

 もう1つは『感謝』です。自分のサッカー人生を振り返って胸を張って言える事はサッカーを通して最高な方々に出会えた事が1番の幸せでした。シルクロードSC、町田JFC、桐光学園、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、Western Sydney Wanderers、セレッソ大阪、ファジアーノ岡山、SHIBUYA CITY FC。地元東京の小さなクラブチームから始まったサッカー人生。そこから今日に至るまで私が所属した全ての素晴らしいクラブ、スタッフ、サポーター、選手の皆様と出会えた事で本当に素晴らしいサッカー人生を送る事ができました。皆様のおかげで今の自分があります。感謝しております。

 最後に両親へ。小さい頃から自分の挑戦を応援してくれてありがとう。スパイクが壊れたらすぐに新しいスパイクを買ってくれて、常に身体に良いものをと栄養にも気を遣ってくれたね。おかげで大きな手術を一度もする事なく、ここまでこれたよ。無理して走ってきたボロボロの脚を見て今年で辞めようと思うと伝えた時に『充分すぎるくらいに楽しませてもらったよ。ありがとう。』この言葉を言われた事が最高に嬉しかったよ。『生まれ変わっても同じサッカー人生を歩みたい』心の底からそう言える最高で夢のようなサッカー人生でした。本当にありがとうございました!! 田中裕介」

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