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「年齢は関係ない」来月34歳になる香川真司、12年半ぶり復帰C大阪は栄光の背番号8で再出発

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C大阪に復帰した香川真司が会見を行った

 12年半ぶりにセレッソ大阪への復帰が発表になったMF香川真司が5日、加入記者会見を行った。背番号は8。同席した森島寛晃社長が現役時代に背負った番号で、自身も欧州挑戦前につけた栄光に背番号を託されたことで、「光栄なこと。またその意味も理解している。戦える喜びに変えるだけだと思います」と気を引き締めた。

 香川は2010年夏の移籍でドイツ1部ドルトムントに移籍。鮮烈な活躍をみせると、12年夏に世界有数のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドに移籍。再びドルトムントに戻ったあとは、トルコ、スペイン、ギリシャでのプレーを経て、21年からベルギーのシントトロイデンに在籍していた。

 33歳。来月17日に34歳になるタイミングでのJリーグ復帰の決断。香川は「22年のW杯が終わり、自分の中ではそこまでヨーロッパでやると決めていた」と区切りをつけていたことを明かすと、「そのタイミングで手術もして、この先を考える時間があった。いろいろ考えた中で、このタイミングがベストだと思った」と語った。

 12年半ぶりのJリーグ復帰となるが、欧州移籍してからもJリーグの動向は逐一チェックしていたという。もちろん、自身のプロ入り前から関わりを持つ小菊昭雄監督になったC大阪の戦いもチェック済みだ。「今年は去年よりいい成績を残せると信じている。そのベースであったり戦い方に自分が加わって新しいものを生み出せるかのイメージをしている。その中で目標を達成したい」と鼻息荒く話す。

 MF北野颯太ら若手が台頭するチーム内でのポジション争いも楽しみにする。「18歳であろうが、自分は33歳ですけど、競争は競争。年齢は関係ない。だからこそ自分も飛躍したいし、成長していきたい思いが強い。ポジションに関しても基本的には意識していない。監督が求めるポジションを準備していきたい」と力強く話した。

 何より香川真司がJリーグに帰ってくる。森島社長が「どういう活躍をしてくれるのか、ワクワク感を持っています。Jリーグを盛り上げるように頑張ってほしい」と話せば、香川も「シーズンは長い。夏場は12年ぶり。タフな戦いになると思うけど、しっかりと準備していきたい。自分の持っているものをピッチで表現できるように頑張りたい」と意気込んだ。
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