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鹿島岩政監督、J開幕戦の位置付けは「負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと」

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鹿島アントラーズ岩政大樹監督

 鹿島アントラーズ岩政大樹監督が14日、Jリーグのキックオフカンファレンスに出席した。プレシーズンの練習試合ではJ2クラブ相手に1勝4敗と苦しい戦いが続き、直近も水戸とのいばらきサッカーフェスティバルで0-2の完敗。それでも指揮官は「ここまでプレシーズンで結果が出ていなくて、サポーターの皆さんに期待感を抱いてもらえる戦いができていないが、開幕戦で良いスタートを切って今後につなげたい」と意気込んだ。

 昨季途中にレネ・ヴァイラー前監督の後を継いで就任したが、初年度は4位に終わった岩政監督。今季はクラブにとって7年ぶりの国内タイトル奪還を目指すシーズンとなる。

 18日の開幕戦では京都サンガF.C.と対戦。岩政監督はシーズン初戦の位置付けについて「何度か考えたことがあるが、選手たちには負けたら34分の1、勝ったら34分の1以上だと言おうと思っている」と独特の表現でかわしつつ、「監督としてシーズンスタートから指揮を取るのは初めてで、経験あるチョウ(・キジェ)さんとの対戦は非常に分が悪いと思っている」と冗談めかし、「チームとして若い選手をたくさん抱えていて、その選手たちの成長をもってタイトルにつなげたい」と展望を語った。

 もっとも新体制の下、試行錯誤を続ける常勝軍団の姿は、対戦相手にとって不気味でもある様子だ。21歳ながら京都の新主将を務めるMF川崎颯太は「嫌でもSNSを開けば鹿島さんが練習試合をしたとか、水戸との試合が何対何だったというのが見えてくるが、あまり結果は気にしていない。岩政さん、経験ある鹿島の選手がこのまま何も修正なく開幕戦を迎えるわけでもないと思う」と警戒。「相手の対策はもちろんするが、自分たちのサッカーを1週間で積み上げて開幕戦に向かいたい」と力を込めていた。

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