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FC東京vs浦和は同級生対決にも注目…長友「高校時代は喧嘩をしていた」興梠「ブラボーが聞こえてこないように」

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同い年のFC東京DF長友佑都と浦和FW興梠慎三

 18日のJ1リーグ開幕節では、FC東京浦和レッズが対戦する。14日のJリーグキックオフカンファレンスに出席したFC東京DF長友佑都と浦和FW興梠慎三は1986年生まれの36歳。長友は「絶対に負けたくないなという気持ち」と語る一方で、興梠も「ブラボーという声が聞こえてこないように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 アルベル監督体制2年目に突入するFC東京。指揮官は浦和のマチェイ・スコルジャ新監督の初陣に「ともに開幕戦として戦えることを、嬉しく思います」と健闘を語る。一方、スコルジャ監督も「Jリーグがどういうものなのかワクワクしている」とコメント。「この試合が待ち遠しい。両チームがいいパフォーマンスをお届けできるように願っています」とデビューを心待ちにしているようだ。

 長友は新シーズンの幕開けに期待を寄せつつ、隣に座った興梠との逸話を明かす。高校時代を九州で過ごした2人は同い年。東福岡高出身の長友は、鵬翔高にいた興梠と相まみえていた。「いまでは考えられないかもしれないですけど、アンカーで捌きまくっていた」と語る長友は興梠をマンマークしていたという。「言い合いになって喧嘩をしていた関係性。そういった意味でも、絶対に負けたくないという気持ちでいます」と負けん気を発した。

 興梠も「僕が水を飲みに行くときでもついてきていました。それくらいマンマークが激しい相手」と当時を振り返る。「毎年FC東京さんとやるときは打ち合いになっていい試合をしています。サポーター、ファンの方に、面白い試合をお見せできると思う。試合が終わって、FC東京さんからブラボーという声が聞こえてこないように頑張っていきたい」。ユーモアたっぷりに勝利を誓った。

 そんな興梠は、今シーズンに懸ける思いを語る。北海道コンサドーレ札幌からのレンタルを経て、再び浦和に復帰。キャンプではプロ入り後初となる自主トレーニングも行った。「この年になってくると一年一年が勝負の年」と語りつつ、「いいパフォーマンスができるのは今年までかなと少し思っています」と本音ものぞかせる。「そういう意味で今まで以上に努力して、チームのため自分のために、一回本気で頑張ってみようと思って自主トレをやりました。自主トレって大事だなって感じました」。飄々とした雰囲気の中にも、この一年に懸ける本気度を強調した。

(取材・文 石川祐介)
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