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Jリーグ30周年のファーストゴールは横浜FM西村拓真! 大声援のサポーターには感謝「サッカー選手として本当にありがたい」

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MF西村拓真が今季のファーストゴール

[2.17 J1第1節 川崎F 1-2 横浜FM 等々力]

 今季のJリーグファーストゴールを決めた。J1王者・横浜F・マリノスは昨季優勝を争った川崎フロンターレと対戦し、2-1で勝利。開始4分で先制点を挙げたMF西村拓真は「力まず打てました」と振り返った。

 開幕カードは横浜FMと川崎Fという好カードだった。声出し解禁でサポーターは試合前からエールを送り続ける。選手たちの耳にも届いており、西村は「アウェーですけど最高の雰囲気を作ってくれて、サッカー選手として本当にありがたい。感謝しています」と率直な気持ちを語った。

 サポーターへの恩返しは勝利のみ。Jリーグ開幕を告げる笛からたった4分、横浜FMが均衡を破った。GKチョン・ソンリョンのキックをFWエウベルがヘディングでカット。こぼれたところに待ち構えたのは西村。「GKの位置は見えていましたし、力が抜けてよかったです」。冷静にミートさせたボールはゴール左隅に吸い込まれ、今季のJリーグファーストゴールとなった。

 先制点の場面も含め、ハイプレスは効果てきめん。「狙い通りでした。試合前から話していたのでそれができた」。前半で2得点を奪ったことで、試合を優位に運ぶことができた。

 だが、後半からは徐々に修正されていく。西村は「後半は間違いなく自分たちの表現はできなかった」と強調。「まず相手にずっと持たれて、押し込まれている時間が多かった。その中でカウンターの起点になれればよかったが、そこでも取られるシーンも多かった」。後半アディショナルタイムには失点を喫した。内容自体にはまだ満足には至っていない様子を垣間見せた。

 それでも、強敵を相手に開幕戦で勝利を飾った。「ビッグマッチだった。ここに懸けてきた思いはありますし、相手が相手なので意識する部分はあった。こうやって勝ち切れたことは次にもつながる。積み重ねだと思います」。残りは33試合。一試合一試合で全力を尽くし、連覇を目指していく。

(取材・文 石川祐介)
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