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FC東京の白星発進を決定づける追加点! 渡邊凌磨「気持ちが乗ったゴール」

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追加点を決めたMF渡邊凌磨

[2.18 J1第1節 FC東京 2-0 浦和 味スタ]

 今シーズン好発進の起爆剤となる一発になった。FC東京浦和レッズに2-0で勝利。後半29分に追加点を挙げたMF渡邊凌磨は、フラッシュインタビューで「綺麗な形ではなかったけど、気持ちが乗ったゴールだと思います」と語った。

 FC東京の行く末を占う開幕戦は、ビッグカードとなった。本拠地・味の素スタジアムで浦和を迎える一戦。今季から声出し解禁となり、会場には3万8051人が集結する。Jリーグ屈指の熱を持つ両サポーターが大きな声援で選手たちを後押しした。

 そんな開幕節で、渡邊はベンチスタートだった。フラッシュインタビューでは「悔しかった気持ちも」と率直な気持ちを吐露。それでも後半29分に追加点を挙げた。すでに先制点は入っていたが、徐々にヒートアップしていた展開はどちらにも流れが傾く可能性も。渡邊のゴールが勝利を決定づけた。

 2021シーズンからFC東京に加入した。今季で3年目となり、チーム内での連係は熟成。後半29分のゴールシーンではPA手前のFWディエゴ・オリヴェイラからPA左に最高のお膳立てパスが入る。「ディエゴのほしい場所、出したい場所は、この3年間でわかるようになってきた」。場所もスピード感も最高のタイミング。渡邊は右足ダイレクトでシュートを放ち、相手選手に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。

 駆けつけたサポーターたちの全席声出しには「モチベーションも上がるし、勝たなきゃという気持ちも同時に上がる。個人的にはすごくうれしかったです」と感謝を告げる。試合後のゴール裏での「シャー!」にも「開幕戦でできたことが一番大きかった。もっともっとチームがよくなるための一発目。そこで結果を残してシャーできたことがよかった」と特別な思いを口にした。

 自身は3年目、そしてアルベル監督体制も2年目へ。「負けは許されないと思っているし、引き分けでもだめと思ってみんな戦っている」と覚悟は固い。「個人云々じゃなくて、チームの結果にまずこだわってやっていきたい」と力強く勝利を誓った。

(取材・文 石川祐介)
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