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岐阜退団MF菊池大介の移籍先が“湘南”に決定! フットサルプレーヤーに転向へ「決断した今、後悔はありません」

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MF菊池大介

 FC岐阜は19日、2022シーズン限りで契約満了となっていたMF菊池大介(31)がフットサルプレーヤーへ転向し、湘南ベルマーレフットサルクラブに加入することが決定したと発表した。

 神奈川県出身の菊池は、2007年に湘南U-18からトップチーム昇格を果たすと、ザスパクサツ群馬、浦和レッズ、柏レイソル、アビスパ福岡、栃木SCを渡り歩き、22年に岐阜へ加入。昨季はJ3リーグ20試合に出場し、2得点を挙げていた。

 サッカー選手からフットサル選手への転向。菊池は、加入先の湘南フットサルクラブを通じて、次のように思いのたけを語った。

「この度、サッカープレイヤーからフットサルプレイヤーに転向し、湘南ベルマーレフットサルクラブに加入することを決めました。この決断に至るまでにたくさん悩みました。何度も何度もこれでいいのか、違うのではないかと自問自答を繰り返しました。サッカー選手をやめるこの決断に悔しさは当然あります。ただ決断した今、後悔はありません。

 幼稚園からサッカーを始め、最初全く楽しいと感じられなかったサッカーがいつの間にか自分にとってなくてはならないものになっていました。小学4年生の頃から将来プロサッカー選手になりたいと思うようになり、そこから自分の中でスイッチが入りました。神奈川県、鳥取県、長野県と父親の転勤でたくさんの県に行き、サッカーが繋いでくれた縁が僕をここまで成長させてくれました。

 鳥取県の就将SC、長野県の佐久サームFC、高校から湘南ベルマーレユースと本当に素晴らしい指導者、仲間に僕は恵まれました。決してスーパーなプレイヤーではなかったです。それぞれの土地で心を揺さぶられる指導を受け、負けたくないライバル、目標にする選手、共に上を目指したいと本気で思える仲間に出逢い、成長させてもらえたおかげでサッカー選手という夢を僕は叶えられました。

 そして湘南ベルマーレという自分にとってかけがえのない家族のようなチームに出逢いプロ生活をスタートでき、ザスパクサツ群馬、浦和レッズ、柏レイソル、アビスパ福岡、栃木SC、FC岐阜とたくさんの素晴らしいクラブでプレーさせていただきました。苦しい時期も多かったですし、怪我もありました。壁にぶつかる度、何のために自分はサッカーをやっているんだと何度も思いました。けれど、やっぱりサッカーが大好きだから続けられた。なによりも応援してくれるファン、サポーターの皆さん、家族にプレーを見てほしい、幸せになってほしいという気持ちが僕を前に進ませてくれました。

 サッカー選手として海外に出て活躍し日本代表に入る、日本を代表する選手になると、常にその目標を持ってプレーしていました。だからこそ悔しいです。サッカー選手ではなくなるという決断を両親、家族に伝えるのが1番悔しかったし苦しかったです。ただ同時にこれから新しい挑戦をする姿を見せられることに今はワクワクしていますし、まだ感謝を伝えられる舞台があることが嬉しいです。そしてその新たなチャレンジをするクラブが湘南ベルマーレであるということにやりがいと幸せを感じています。

 フットサルという新たなチャレンジに興味を持ち練習参加もさせていただきました。その時、サッカーとは全く別のスポーツだなと感じました。めちゃくちゃきつかった。悔しかった。その分すごくやりがいを感じている自分がいました。自分が今までいろいろな土地に行き、自分よりすごい選手を見て追いつきたい追い抜きたいと思ってきたように、自分が一番下からのスタートで成長していき這い上がれるチャンスがあること、追いつき追い抜くチャレンジがしたいと強く思いました。

 試合も見に行き、もっともっとFリーグ盛り上げたいと思いましたし、もっとたくさんの人に認知され応援されるべきスポーツだと思いました。たくさんの人達を魅力し心を揺さぶるパワーがあるなと感じています。微力ではありますが僕の持っているものを全て還元していきたいです。そして湘南ベルマーレフットサルクラブの2026年にアジアチャンピオンになるという目標をピッチの上で迎えたい。そのために吸収できるものを全部吸収して頑張りたいと思っています。

 フットサルプレイヤーになると同時にクラブでも仕事をさせていただけることになっています。ここでもこれまで経験したことのない新たなチャレンジも待っています。デュアルキャリアを存分に楽しみたいと思いますし、先輩、後輩関係なくたくさんのものを吸収させていただき、これからの湘南ベルマーレの歴史を支える存在になれるように精一杯頑張りたいと思っています。

 僕の新しい挑戦に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいですし、フットサルでは小田原アリーナを毎試合パンパンにできたら最高だなと思います。やっぱりサッカー同様、会場の雰囲気、パワーは必ず選手の力になるので。みんなで協力して、毎試合満員の中プレーしたい。そのために自分にできることはなんでもしたいです。

 そして湘南ベルマーレフットサルクラブが大事にしている地域貢献活動などにも積極的に参加していき貢献していくつもりです。FC岐阜を退団してから自分の去就を心配して気にしていただいた方々、連絡を下さった方々、本当にありがとうございます。このチャレンジを楽しみたいと思いますし、また応援していただけるように頑張ります!!

長い文にはなりましたがまだまだ伝えたい気持ちはたくさんあります。その思いはフットサルのピッチと湘南ベルマーレでの働きぶりを見て感じていただなけたらなと思います。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。『たのしめてるか。』と常に自分に問いかけ、ポジティブシンキングとリバウンドメンタリティで第二の人生も頑張ります!!」

以下、クラブ発表プロフィール
●菊池大介
(きくち・だいすけ)
■生年月日
1991年4月12日(31歳)
■出身地
神奈川県
■身長/体重
172㎝/68kg
■出場歴
J1通算:113試合8得点
J2通算:222試合24得点
J3通算:20試合2得点
カップ戦通算:22試合1得点
天皇杯通算:17試合
ACL通算:3試合
■経歴
就将SC-佐久サームFC-湘南U-18-湘南-群馬-湘南-浦和-柏-福岡-柏-栃木-岐阜

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