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町田・黒田剛監督がJリーグ初勝利!! “らしさ”示した2戦連続完封&セットプレー2発

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黒田剛監督がJリーグ初勝利

[2.26 J2第2節 町田 2-0 群馬 Gスタ]

 J2リーグは26日、第2節を各地で行い、昨季まで青森山田高を率いていた黒田剛監督が指揮するFC町田ゼルビアザスパクサツ群馬を2-0で破った。前半37分、CKからDF池田樹雷人のヘッドで先制点を奪うと、後半39分にはDF翁長聖が直接FKで追加点。黒田監督は2戦連続完封の堅守とセットプレー2発という“らしい”形でJリーグ初白星を手にした。

 開幕節の仙台戦を0-0で引き分けた町田。第2節も同じ11人を先発に並べたが、FWエリキとMF高橋大悟の配置を入れ替え、エリキが前線、高橋が左サイドハーフに移った。対する群馬も秋田との開幕節で0-0のドロー。前節から先発2人を入れ替え、MF天笠泰輝とFW武颯が新たに入った。[スタメン&布陣]

 前半は風上の町田が主導権を握り、最前線のFWミッチェル・デュークを有効に使ったクロス攻勢を展開。右からFW平河悠、左から翁長が次々と良いボールを供給した。しかし、一方の群馬も安定したビルドアップから好機を演出。昨季途中に加入したMF長倉幹樹が何度もゴールに迫るシーンをつくった。

 それでも先に試合を動かしたのは町田だった。前半36分、平河が右サイドを駆け上がってMF川本梨誉のファウルを誘い、深い位置でFKを獲得すると、キッカーのMF下田北斗がゴール前にインスイングのボールを配球。やや後方から飛び込んだ池田が高い打点からのヘディングシュートをねじ込んだ。

 安定した守備からのセットプレーというしたたかな流れで先制に成功した町田。だが、後半は風上に立った群馬があらためて攻勢に転じ、右サイドの布陣に変化をつけながら前進を試みる。

 すると後半18分、群馬にビッグチャンスが訪れる。DF酒井崇一からの縦パスを受けたMF佐藤亮のクロスは相手に阻まれたが、こぼれ球を拾ったDF岡本一真がダイレクトでファーサイドへのクロスボールを供給。だが、長倉のヘディングシュートは左ポストに阻まれ、ゴールを割ることはできなかった。

 その後は一進一退の攻防が続く中、町田は後半34分、右サイドからカットインを見せた平河が天笠に倒されてゴール右斜め前でFKを獲得。これを下田が狙うも、壁をかすめて枠から外れた。それでも同38分、途中出場のMF沼田駿也がペナルティエリア左外で倒されてFKを得ると、これを翁長が直接シュート。角度のないところから縦回転のドライブシュートを叩き込み、リードを2点に広げた。

 試合はそのままタイムアップ。コンパクトな守備ブロックで2試合連続クリーンシートの町田が黒田体制初白星を手にした。

(取材・文 竹内達也)
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