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自身の2戦連続ゴールで先制も12試合未勝利…柏FW細谷「自分の得点で勝利につなげる」

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工藤壮人さんを意識したというゴールパフォーマンス

[2.26 J1第2節 柏 1-1 FC東京 三協F柏]

 チャンスを構築できないでいた柏レイソルだったが、若きエースストライカーがワンチャンスをものにした。

 前半25分、DF古賀太陽がくさびのパスをカットすると、MF仙頭啓矢が左サイドでDF三丸拡とパス交換してからMF山田康太に横パスを送る。ボールをコントロールした山田は前線のFWマテウス・サヴィオに縦パスを入れると、マテウス・サヴィオはつりだされていたDFエンリケ・トレヴィザンの背後のスペースにスルーパス。走り込んだFW細谷真大はニアサイドに弾道の低いシュートを放つと、名手GKヤクブ・スウォビィクの股の下を抜いたシュートがゴールに吸い込まれた。

 視察にきていた森保一日本代表監督の目の前でゴールを決めた細谷は、「(マテウス・サヴィオが)前を見たタイミングで動き出せた」とゴールシーンを振り返った。

森保一日本代表監督が柏対FC東京を視察

 これでG大阪との開幕戦に続く2試合連続での得点。細谷にとっては昨年5月29日以来となる、2試合連続でのゴールとなった。

 過去に細谷が先制点を奪った試合は、4勝1分と高い勝率を誇っているが、過去2年のホーム戦で2試合4ゴールを決められている“天敵”MFアダイウトンに同点弾を許してしまう。1-1で迎えた後半、柏はチャンスをつくれない状況が続いた。「後半に関してはグラウンダーでもボールがあまり進まない状況だった」とビルドアップを担うDF立田悠悟は苦戦の要因のひとつを挙げる。終わってみれば後半はシュート1本におさえられ、開幕に続く引き分けで試合終了の笛を聞いた。

 昨シーズンの8月14日の第25節から続く未勝利試合は「12」(7分5敗)までのびてしまい、サポーターは勝ち点3を切望している。「自分の得点で勝利につなげるのが一番」。細谷は勝ち点3をもたらすゴールを誓っていた。
 
(取材・文 奥山典幸)
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