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昨季の天皇杯王者・甲府が今季初勝利!! “昇格組”藤枝は開幕2連勝からの2連敗

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甲府が今季初白星を手にした

[3.11 J2第4節 甲府 2-1 藤枝 JITス]

 J2リーグは11日、第4節を開催した。ヴァンフォーレ甲府はホームで藤枝MYFCと対戦。2-0で勝利し、2023シーズン初となる勝ち点3を手にした。藤枝は2連敗となっている。

 開幕からここまで3試合を終えたJ2リーグだが、昨季の天皇杯王者の甲府は2分1敗で現在17位。今季初勝利を目指し、本拠地のJITリサイクルインク・スタジアムに藤枝を迎えた。その藤枝は、J2昇格初年度で好調を維持。2勝1敗で6位に付けている。

 試合は立ち上がりから一進一退の攻防となる中、藤枝がやや主導権を握る。それでもスコアを先に動かしたのはホームの甲府だった。前半37分、MF三平和司が敵陣ハーフライン付近からボールを持ち運ぶと、ペナルティエリア手前でMF長谷川元希にスルーパス。そのパスをボックス内左で受けた長谷川が滑り込みながら折り返すと、ゴール前を通過したボールをMF武富孝介が押し込んで先制点を決めた。

 1点ビハインドとなった藤枝は、前半43分に怒濤の攻撃を見せる。細かいパスで甲府の守備網を突破すると、ペナルティエリア内で受けたMF久保藤次郎がフリーでシュート。しかし、ここはGK河田晃兵が立ちはだかる。そのセカンドボールをMF横山暁之がゴール前に入れてMF杉田真彦が左足ボレー。だが、こちらも河田が弾き出してゴールを死守した。

 前半を甲府の1点リードで折り返した試合は、後半開始早々にホームチームに決定機が訪れる。河田のゴールキックがハーフラインを大きく越えると、三平がフリックで前線へ。そのボールに抜け出したFWピーター・ウタカがフリーでGK上田智輝との一対一を迎えたが、上田の好セーブに遭い、決めきることができなかった。

 すると、後半18分に藤枝が試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア手前でボールを受けたMF榎本啓吾がドリブルで切り込むと、ボックス内右に運んでラストパス。最後は久保が突き刺してゴールネットを揺らした。

 追いつかれた甲府。それでも後半26分に勝ち越しゴールを挙げる。ピッチ中央でボールを受けたMF鳥海芳樹が前線に縦パスをさすと、長谷川が相手を1人交わしてゴール左へ。右足のアウトサイドキックで流し込むように決めて再びリードを手にした。

 その後、攻勢に転じた甲府に対し、藤枝はゴールが遠い。試合終了間際のFW矢村健の決定機は河田に止められて決められない。甲府が2-1で逃げ切り、今季初白星を飾った。

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